AV機能の進化だけでなくPCとしての基本スペックも大幅アップ
PCとしてのハードウェアも、i815チップセットを搭載するする新マザーボードの採用によって、FSBは133MHzに、HDDのインターフェイスもUltraATA/66接続になるなど、今回は大幅なスペックアップが行われている。CPUはPentiumIII-866MHz、メインメモリは128MBのSDRAMを搭載し、ビデオチップは高速な3D描画に定評があり、滑らかなMPEG再生を行うための動き補償機能を内蔵するGeFroce2 MXを採用する。HDDは40GBと大容量を誇り、高画質のMPEG2映像なら約9時間、VIDEO-CD相当のMPEG1なら約50時間もの録画が可能だ。さらに今回のバージョンアップで、OSにはWindows 2000 Professionalを採用するなど、筐体こそ従来と共通のシャーシとデザインを採用し見た目こそ変わらないが、前モデルからははるかに強力にパワーアップが図られ、まったく別物のPCへと生まれ変わっている。
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付属のスピーカと同様にフロントが持ち上がったスタイルのPCV-MX3GK。ボディ後方の上部に搭載するのが、ぶっといコンデンサがその実力を誇示する1bitデジタルアンプ基盤だ。 |
ビデオ録画機能を搭載し、究極のAVパソコンとして活用できるPCV-MX3GKは、単純にオーディオコンポとビデオデッキをすっきり1台にまとめたいというユーザーだけでなく、PCと融合したことでより活用の幅が広がったAV機器で楽しみたいというユーザーをも満足させることができるだろう。単なるPCとしてのスペックも高いレベルにあるので、実用的なPCを欲しているユーザーの期待にも十分に応えてくれる多彩に活用できるPCだ。
PCG-MX3GKは本体単体モデルのほかに、15インチ液晶とのセットモデル「PCV-MX3GKL5」、17インチCRTとのセットモデル「PCV-MX3GKV7」も揃う。いずれも価格はオープンプライスで、実売価格の目安となるSony Styleでの販売価格はMX3GKが21万9800円、MX3GKL5が33万4800円、MX3GKV7が25万4800円である。またPCV-MX3シリーズにはビデオ録画を持たないPCV-MX3Kもラインナップしており、CPUはPentiumIII-800MHz、メインメモリ64MB、HDDが30GBと若干スペックが抑えられているが、音楽やDVDプレーヤ機能のみを利用したいユーザーはこちらを選択すればいいだろう。こちらは単体モデルの「PCV-MX3K」と17インチCRTとのセットモデル「PCV-MX3KV7」がラインナップされ、価格はオープンプライス、実売価格の目安となるSony Styleでの販売価格はそれぞれ18万9300円と、22万4300円となっている。
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PCV-MX3GKのビデオカードは、ビデオチップにNvidiaのGeForce2 MXを採用したASUSTeKのAGP-V7100。DVI-DのデジタルLCD用端子も搭載している。手前のカードがPCV-RX50シリーズに搭載されているものと同じ、TVチューナ付きMPEG2リアルタイムエンコーダカードだ。 |
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DVD-ROMドライブはスロットインタイプを採用するため、8cmディスク用のアダプタが標準で付属する。DVD-ROMドライブは音楽CD再生時に時間軸の揺らぎを廃すため、等倍速再生を行うようにファームウェアが書き換えられている。 |
CPU |
PentiumIII-866MHz |
メモリ |
128MB |
ビデオ |
GeForce2 MX |
HDD |
40GB |
DVD-ROM |
DVD16倍速/CD40倍速 |
通信 |
モデム/LAN |
OS |
Windows 2000 Professional |
モニタ |
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Officeアプリ |
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