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【詳細】任天堂のキューブ型次世代ゲーム機『ニンテンドー ゲームキューブ』は2001年7月発売、『ゲームボーイアドバンス』は2001年3月

2000年08月24日 23時18分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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任天堂(株)は24日、これまでコードネーム『Dolphin』と呼ばれていた家庭用次世代テレビゲーム機を正式発表した。

新ゲームマシンは立方体型でカラフル

新ゲーム機の名称は『NINTENDO GAMECUBE(ニンテンドー ゲームキューブ)』。その名の通り、立方体型のゲームマシンだ。本体カラーは、“ブルー”、“レッド”、“ブラック”、“ゴールド”、“シルバー”の5色のモデルが用意されている。2001年7月発売で、価格は未定。同時発売の対応ゲームソフトは5タイトルという。なお、北米では2001年10月に発売となる。

『ニンテンドー ゲームキューブ』のブルーモデルと専用コントローラー、専用ディスク
ゲームキューブの背面
ゲームキューブのレッドモデル
ゲームキューブのブラックモデル
ゲームキューブのゴールドモデル
ゲームキューブのシルバーモデル

米Nintendo of America社が3月に米国で開催された“GAME Developers CONFERENCE 2000”で紹介した通り、MPUにはIBMのPowerPC“Gekko”を採用している。Gekkoは0.18μm銅配線技術を用いており、クロック周波数は405MHz。CPU性能は925DMips(Dhrystone2.1)で、内部のデータ精度は32bit整数/64bit浮動小数点となっている。

システムLSI“Flipper”は、日本電気の0.18μm DRAMを搭載、クロック周波数は202.5MHzで、メインメモリーのバンド幅はピーク時で毎秒3.2GB。同社の発表によれば、実際のゲームを想定したモデルおよびテクスチャーでの表示性能は毎秒600万~1200万ポリゴンという。

システムメインメモリーは24MB(1T-SRAM)、Aメモリーは16MB(DRAM)。メディアは松下電器産業の光ディスク技術と著作権保護技術を用いた直径8cmの専用ディスクで、容量は1.5GB。ディスクドライブは回転角速度一定方式で、平均アクセスタイムは128ms、データ転送速度は16Mbps~25Mbps。

ゲームキューブのメインボード。中央がシステムLSI“Flipper”、その左がMPU“Gekko”、右側にメモリーが並んでいる

コントローラーポート×4を装備しており、最大4人まで同時プレイが可能。また、デジカード(後述)スロット×2、アナログAV出力、デジタルAV出力、シリアルポート、ハイスピードポートを装備する。電源は専用ACアダプター。本体サイズは幅150×奥行き161×高さ110mm。

周辺機器も同時発表

専用コントローラーは、左側に3Dスティックを、右側に操作ボタンを装備。振動モーターを内蔵しており、これまでのコントローラーのように振動パックの着脱や電池交換の必要がなくなった。また、ワイヤレスコントローラー『WAVEBIRD(ウェイブバード)』と、そのワイヤレスレシーバーも周辺機器として用意されている。ワイヤレスでの通信可能範囲は約10mまでという。

ワイヤレスコントローラー『WAVEBIRD(ウェイブバード)』と、ワイヤレスレシーバー

専用メモリーカード『DIGICARD(デジカード)』は、4Mbitのフラッシュメモリーを搭載。そのほか、周辺機器として、松下電器産業の提唱する記録メディア『SDメモリーカード』(64MB)に対応したアダプター『SD-DIGICARD ADAPTER(SD-デジカード アダプタ)』、56kbpsモデム(V.90対応)を搭載した専用モデムアダプター、広帯域ネットワークに対応したネットワーク接続機器『BROADBAND ADAPTER(ブロードバンド アダプタ)』、デジタル放送向けのD端子に対応したデジタルビデオケーブルが発表された。

ブロードバンドアダプター(手前左)とモデムアダプター(手前右)。両アダプターともゲームキューブ本体底面に装着する

『ゲームボーイアドバンス』は来年3月発売

同社は、ゲームキューブ発表とともに、次世代ゲームボーイ『GAMEBOY ADVANCE(ゲームボーイアドバンス)』の発売時期と価格を明らかにした。ゲームボーイアドバンスは2001年3月21日発売で、価格は9800円。北米は2001年7月発売となる。

『ゲームボーイアドバンス』のオレンジモデル

CPUに32bit RISC-CPUと8bit CISC-CPUを採用、メモリーはCPU外部が256KB(WRAM)、CPU内蔵分が32KB(WRAM)と96KB(VRAM)。画面は反射型のTFTカラー液晶で、画面サイズは40.8×61.2mm。解像度は240×160ドット/3万2000色。専用の通信ケーブルを利用すると、最大4人までのマルチプレイが可能となる。

本体サイズは既存のゲームボーイを横にした場合とほとんど変わらない
ゲームボーイアドバンスの背面

電源は単3アルカリ電池×2、または専用バッテリーパック。連続駆動時間は単3アルカリ電池利用時で15時間。本体サイズは縦82×横60×厚さ24.5mm、重量は140g。専用カートリッジは縦34.5×横60×厚さ9.5mmで、既存のゲームボーイやゲームボーイカラー用のカートリッジも利用できる。よって、ゲームボーイアドバンス対応ゲームタイトルだけでなく、既存のゲームボーイ/ゲームボーイカラー対応ゲームタイトルもプレイ可能だ。

周辺機器として、2時間の充電で10時間プレイ可能な専用バッテリーパック(充電池)と専用チャージャー(充電器)、ゲームボーイアドバンス専用ソフトで通信を行なうための専用通信ケーブル、赤外線通信を行なうための専用アダプターが用意されている。

ゲームボーイでデータ通信可能な専用アダプターは今年12月発売

さらに同社は、ゲームボーイアドバンスやゲームボーイカラーと携帯電話を接続し、データ通信を可能にする専用接続アダプター『モバイルアダプタGB』を12月14日に発売すると発表した。価格は5800円。

『モバイルアダプタGB』

モバイルアダプタGBは、一方をゲームボーイアドバンスやゲームボーイカラーの拡張コネクターに、もう一方を携帯電話のコネクターに接続することでデータ通信が可能となるもの。モバイルアダプタGBを利用して、同社のサーバーや、既存のISPの提供するメールサーバーにアクセスでき、コンテンツのダウンロードやユーザー同士のゲームデータの交換、メールの送受信などが行なえる。

連続通信可能時間は15時間。なお、オンライン登録機能や電子メール機能、ブラウザー機能、ヘルプ機能を搭載した専用カートリッジ『モバイルスターターカートリッジ(仮称)』が付属する。

対応携帯電話(PDC)はNTTドコモ機種、au機種、J-PHONE機種(それぞれ9.6kbps対応)、対応PHSはDDIポケット機種(32kbps対応)。12月14日には、携帯電話/PDC用と、PHS/DDIポケット用の2種類を発売、携帯電話のcdmaOne用モデルとPHSのNTTドコモやアステル用モデルについては、市場動向をみて対応するとしている。

次期『ポケモン』はオンラインサービスに対応

同社は、モバイルアダプタGBを利用したオンラインサービスとして、“モバイルシステムGB”を提供する。モバイルシステムGBは、メールの送受信が行なえる“メールサービス”、ゲームソフト向けのデータダウンロードが可能な“コンテンツダウンロードサービス”、ユーザーのゲームボーイから同社のサーバーにアップロードされたデータを同社が加工し、ユーザーに返信する“進化サービス”、データをやり取りしたい相手の携帯電話、PHSに直接電話をかけ、同社のデータセンターを経由せずユーザーのゲームボーイ端末間でデータ通信を行なえる“ピア to ピア”を提供する。なお、ピア to ピアは、携帯電話同士、PHS同士の同機種間のみ利用可能。

モバイルシステムGBの利用料金は、初回登録料が400円、インターネット接続料が毎分10円。提供されるコンテンツは有料と無料があり、有料コンテンツの利用料金はコンテンツによって異なるという。

同社はモバイルシステムGB対応ソフト第1弾として、『ポケットモンスタークリスタル(仮称)』を3800円で同時発売する。ポケットモンスタークリスタルでは、モバイルシステムGBを利用して“なぞのタマゴ”をもらうことが可能で、このタマゴから色違いのピチューなど、なかなか捕まえられないポケモンが生まれるという。

同社は、明日8月25日から27日まで幕張メッセで開催する“NINTENDO SPACEWORLD 2000”で、ゲームボーイアドバンスと対応ゲームタイトル、モバイルシステムを一般向けに紹介する。会場では、ゲームボーイアドバンスを使って新作ゲームをプレイすることが可能だ。ただし、ゲームキューブはNINTENDO SPACEWORLD 2000には出品されない。

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