このページの本文へ

米インテル、モバイル用プロセッサー5製品を発表――1.1V動作、消費電力2.0Wの低電圧600MHz製品も登場

2000年06月20日 00時00分更新

文● 編集部 佐々木千之

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

米インテル社は19日(現地時間)、『Mobile Pentium III Processor featuring Intel SpeedStep Technology』に最高速となる750MHz版を追加、従来よりも低電圧で動作する、『Low power Mobile Pentium III Processor featuring Intel SpeedStep Technology』-600MHzを発表、量産出荷を開始した。価格はMobile Pentium III-750MHzが562ドル(約5万9400円)、Low power Mobile Pentium III-600MHzが316ドル(約3万3400円)。またあわせて、『Mobile Intel Celeron Processor』-600/650MHz、『Low power Mobile Intel Celeron Processor』-500MHzを発表した。価格はMobile Celeron-650MHzが181ドル(約1万9130円)、同600MHzが134ドル(約1万4160円)、同Low power版500MHzが134ドル(約1万4160円)。

*価格はいずれも1000個ロット時のもの。

Mobile Pentium III

『Intel Mobile Pentium III featuring Intel SpeedStep Technology』
『Intel Mobile Pentium III featuring Intel SpeedStep Technology』



Mobile Pentium III Processor Featuring Intel SpeedStep Technology-750MHzは、4月25日に発表された、同-700MHzの上位製品。700MHz製品では消費電力の少ないBattery Optimized Modeでの動作周波数が550MHzだったが、今回の750MHz製品では600MHzに上がっている。BGA(Ball Grid Array)2、Micro-PGA(Pin Grid Array)2、MMC(Mobile Module Cartridge)2の各パッケージで提供される。

モード Maximum Performance Mode Battery Optimized Mode
動作周波数 750MHz 600MHz
コア電圧 1.6V 1.35V
Average Power 2.8W 1.6W
Active Power 7.5W 4.3W
Mobile Pentium III Processor Featuring Intel SpeedStep Technology-750MHz


Average Power:標準的なオフィスアプリケーションを実際に使用しているという想定での消費電力。

Active Power:標準的なオフィスアプリケーションを連続して使用した場合の消費電力。

『Low power Intel Mobile Pentium III featuring Intel SpeedStep Technology』
『Low power Intel Mobile Pentium III featuring Intel SpeedStep Technology』



同時に発表されたLow power Mobile Pentium III Processor Featuring Intel SpeedStep Technology-600MHzは、これまでのSpeedStepでは、1.6V(Maximum Performance Mode)と1.35V(Battery Optimized Mode)の切り替えだったコア電圧を、1.35V(Maximum Performance Mode)と1.1V(Battery Optimized Mode)へと下げた製品。Maximum Performance Modeでは500MHzで動作する。提供されるパッケージはBGA2のみ。

このプロセッサーは、主に日本のノートパソコンメーカーの要望に応える形でリリースされた製品。インテルでは、この低電圧版プロセッサーによって、薄型軽量のサブノートクラスのノートパソコンへの採用を見込んでいる。

モード Maximum Performance Mode Battery Optimized Mode
動作周波数 600MHz 500MHz
コア電圧 1.35V 1.1V
Average Power 1.6W 0.8W
Active Power 4.5W 2.5W
Low power Mobile Pentium III Processor Featuring Intel SpeedStep Technology-600MHz


これらのMobile Pentium IIIはいずれも0.18μmプロセスで製造され、256KBのオンダイ2次キャッシュを備える。

Mobile Intel Celeron

Mobile Intel Celeron-600/650MHzは、これも4月25日に発表された同-550MHzの上位製品。BGA(Ball Grid Array)2、Micro-PGA(Pin Grid Array)2、MMC(Mobile Module Cartridge)2の各パッケージで提供される。

同時に発表されたLow power Mobile Intel Celeron-500MHzは、従来1.6Vであったコア電圧を1.35Vに下げた製品。Mobile Intel Celeronプロセッサーの低電圧製品はこれが初めて。インテルは以前、Mobile Celeronでは低電圧製品はリリースしないとしていたが、今回、Mobile Pentium IIIに1.1V動作版が登場したのを機に、Mobile Celeronにも低電圧をリリースした。パッケージはBGA2のみが提供される。

今回発表されたMobile Intel Celeronはいずれも、0.18μmプロセスで製造され、FSB(Front Side Bus)は100MHz、128KBのオンダイ2次キャッシュを搭載している。SpeedStepやPSN(Processor Serial Number)をサポートしない点などは従来と同様。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

最新記事

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン