(株)レッドハットは、次期リリースの「Vine Linux」商用版を販売、サポートする。
「Vine Linux」を開発するProject Vineによると、「Vine Linux」の企業における採用が急増し、こうしたニーズに現状のサポート体制では応えられなくなってきたためだという。そのため、現在「Vine Linux」商用版を販売、サポートしている(株)技術評論社と協議した結果、レッドハットと協力関係を結ぶことになった。
今後、以下のような協力体制が予定されている
- 「Vine Linux」商用版の次期リリース以降は、レッドハットに販売が委託される
- 「Vine Linux」商用版の営業、広報活動、サポートは、レッドハットにより行なわれる。「Vine Linux」ユーザーは、「Red Hat Linux」日本語版と同様のサポートを受けることが可能になる
- Project Vineは、「Red Hat Linux」日本語版の開発に協力する
現行バージョンである、「Vine Linux 2.0 CR」に関しては、これまでどおり技術評論社を通じて販売される。同バージョンのサポートは、2001年4月までは技術評論社が行ない、そののち、レッドハットが引き継ぐことになる。
また、「Vine Linux」の開発、リリースは、今後もProject Vineが行ない、「Red Hat Linux」とは完全に独立して進められる。Project Vineでは、近日中に、今後の「Vine Linux」のロードマップを、Project VineのWebサイトで発表する予定だという。