Project Vineは、『Vine Linux 2.5CR』を4月26日に発売し、先行予約受付を開始すると発表した。
『Vine Linux 2.5CR』は、Red Hat Linux 6.2/7.2をベースに、日本語環境を強化したディストリビューション。このバージョンからはProject Vine自身が製品版の発売元となり、全国の販売店およびProject Vineのオンラインショップ、ぷらっとオンラインを通じて販売される。主な特徴は以下のとおり。
- かな漢字変換システムに『Wnn7』をバンドルした
- 標準フォントにリコーフォントを採用した
- 日本語マニュアル、ドキュメント、メッセージを整備した
- パッケージ管理ツールにapt for RPMを採用した
- 各種デバイスのプラグアンドプレイ対応を強化した
- 同一パッケージにIA版、PowerPC版、Alpha版、SPARC版(Snapshot)を同梱
製品版に含まれる主ソフトウェアのバージョンは以下のとおり。
- カーネル 2.4.18/2.2.20
- XFree86 4.2.0
- GNOME 1.4
- Mozilla 0.9.8
Intel版の動作環境は以下のとおり。
- CPU……i386以上
- HDD……600MB以上(フルインストール時1.7GB以上)
- メモリ……32MB以上(128MB以上推奨)
製品版の価格は1万2800円。先行予約で購入すると、特別割引価格の9600円で購入できる。また、旧バージョンの登録ユーザーには6500円で販売される予定だ。また、FTP版については4月上旬に公開する予定であるとしている。