米Microsoftは、「Microsoft Interix 2.2」をリリースした。
「Microsoft Interix 2.2」は、Windows上のUNIX互換環境で、同製品の特徴として、
- IEEE準拠POSIXサブシステム
- Windowsデスクトップに統合
- 300以上のユーティリティ(Shell環境やX Window SystemのRuntimeを含む)
- バッチ処理可能なリモート管理ツール
- ソースコードの書き換えなしでUNIXアプリケーションをコンパイル可能
- UNIXのAPIとWin32APIを同時に使用可能
などが挙げられ、WindowsとUNIXの相互運用性を向上させることが可能となる。価格は99.95ドル。以前のバージョンの登録ユーザーは、3月1日より、以下のダウンロードサイトから無料でアップデート可能。
「Interix」は、Microsoftが1999年9月に買収した米Softway Systemsの製品で「Interix」となる前は「OpenNT」と呼ばれていた。また、Microsoftは以前、「Windows Services for UNIX」によってPOSIXサブシステムを提供していたが、米Softway Systems買収により「Microsoft Interix」に置き換えられた。類似の製品として、現在まだベータ版ではあるが、米Red Hatに買収された米Cygnusの「Cygwin」がある。
POSIX(Portable Operating System Interface for UNIX)は、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)によって規定された、UNIXシステム間のアプリケーションの互換性を実現するために定義された、標準的なUNIXのシステムインターフェイス。
動作環境
- Windows NT 4.0 Workstation
- Windows NT 4.0 Server
- Windows 2000 Professional
- Windows 2000 Server
- Windows 2000 Advanced Server