コンパックコンピュータ(株)は、『コンパック Linuxビジネス戦略』を策定し、日本においてLinux事業を本格的に展開することを発表した。
これによれば、同社のPCサーバー『ProLIant』シリーズ、64bitプロセッサー『Alphaプロセッサ』を搭載したサーバー『AlphaServer』シリーズ、ワークステーション『Professional Workstation』シリーズの全10モデルをLinux対応モデルとしてラインナップする。インテルアーキテクチャーと、コンパックのAlphaプロセッサーをベースにした機種との両方でLinuxをサポートしていく。それぞれのモデルの価格は、各販売代理店がLinuxサポートを含めて設定する方針。
『ProLIant』で動作するred hat Linux |
現在の対応機種は以下の通り。今後、他の機種にも対応していくという。
- ProLiant 400 6/350 アドバンテージPAQ
- ProLiant 400 6/400 アドバンテージPAQ
- ProLiant 1600 6/450 モデル 1-64
- ProLiant 1600 6/500 モデル 1-128
- ProLiant 1600R 6/450 モデル 1-64
- ProLiant 1600R 6/500 モデル 1-128
- ProLiant 1850R 6/450 モデル 1-64
- ProLiant 1850R 6/500 モデル 1-128
- Alpha Server DS20
- Professional Workstation XP1000
同社は同時に、『COMPAQ Tru64 UNIX』の開発環境をLinux/Alphaシステムへのポーティングすることを予定している。
また、(株)五橋研究所とパシフィック・ハイテック(株)と協力して、同社の販売パートナーに対するLinuxの技術支援、Linux稼動検証などを行なって行く。5月中旬からは、Linux関連情報をWebで提供するほか、パートナー企業向けにコンパック本社内に設置する『コンパックLinuxコンピテンシセンター』を開放し、技術提供を行なうという。