テスト3 夜の街を撮影して、暗部の再現を確認する
低照度撮影はここのところかなり進化してきた部分で、オートモードのままでほぼ撮影できるレベルになった(以下の画像はクリックで拡大します)。
ほとんど灯りのないようなビル群を見ると、暗部の再現性がもっとも優れていたのはHDR-XR520V。ビルの黒に近いグレーや真っ黒な窓などもしっかりと描き分け、しかもノイズ感がほとんどない。ネオンを映すと一瞬フォーカスがずれるが、すぐに焦点が合う。暗部の再現を維持したまま、白飛びも発生しなかった。
それに続くのがHDC-TM300。暗部の再現はやや不足するが、ノイズをほとんど感じない点では同等。明るいネオンを写しても白飛びはなく鮮明だ。
iVIS HF S10は暗部の再現ではソニーと同等なのだが、やや感度をアップしているためか、薄暗い空などでやや赤っぽいノイズが目に付いた。また、フォーカスの合焦がやや遅くなり、AFまかせではフォーカスを合わせにくいと感じた。
DMX-HD2000は大幅に感度をアップして撮影する。その分、ノイズなどが発生しザラザラした映像になってしまう。やや見づらいがビルなどのディテールは明瞭に再現できる(他モデルの場合、マニュアル操作で感度を上げれば、こうした映像を撮ることはできる)。