このページの本文へ

つなげ!オンガク配電盤 第8回

DS-10を歌わせる、ヨナオケイシの超絶テク

2008年12月14日 12時00分更新

文● 四本淑三(powered by 武蔵野電波)

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

仕事に使える音だと直感


── 普段はどんな環境で作曲しているのですか?

ヨナオ 外部音源をパソコンとMIDIで接続したり、ソフトシンセやサンプルシンセを使ったり、一般的にコンピュータで作曲をしている人たちと同じです。

DS-10は仕事でもイケると話す、ヨナオ氏

── そこからDS-10へ関心が行ったのは?

ヨナオ 最近、面白い音楽ツールが出てきているなあ、という実感はあったんです。その流れでDS-10が出てきて。デモの音を聴いてこれはイケると。

── 仕事で使えるレベル?

ヨナオ 使えますね。このクラスのものですから、ちょっと音質的にもの足りない部分はあります。でも(PCに取り込んで)WAVEにすれば、ノイズは消せるし、いくらでも加工はできる。これならイケると直感的に思いました。



DS-10を使ったライブなども


── DS-10をメインにしたアルバムを製作中だと聞きましたが。

ヨナオ 年末の12月28日に「SPIN→OUT」というグループのCDを出す予定です。梅本竜さんと、せんたろさんという、ゲーム業界の仲間とユニットを組んで、それでCDを出します。年内にライブもやりますよ。

── バンド的な形態でやっていくと。

ヨナオ いえ、それぞれの作品を持ち寄ってというスタイルです。もともとの仕事のやり方がそうですからね。3人でいっぺんに音を出すことは、あまりないです。

── じゃあライブは?

ヨナオ DJ形式で入れ替わって演奏します。それからお客さんにDS-10を渡して、カオスパッドで演奏してもらうコーナーも設けます。伴奏に合うよう設定しておいて、お客さんも楽曲の中にハマっていけるようにする。そこを見せ場にしたいですね。

── DS-10っぽいですね。敷居が低くて軽いノリでいろんなことができる。実際、重さも軽いわけですが。

ヨナオ なにしろ身軽になりましたね。以前はライブといえば用意するものが多くて面倒だったんですが、DS-10なら、ポケットにニンテンドーDSを入れて、身ひとつで行ける。皆が喜んでくれて楽しいイベントができるんだったら、どんどんやりたい。


SPIN→OUT最新情報


Toystrumental

 SPIN→OUTの演奏は、Myspaceで聴ける。1stアルバム「Toystrumental」(トイストルメンタル)は12月28日に、TILDELABELからCDとして発売予定。レコーディングには"本物の"女声ボーカルも参加したとのこと。最新情報はSPIN→OUT blogでチェック!


■関連サイト


ヨナオさんのライブスケジュール

12月27日(土)
SPIN→OUT「ガジェラボ2」:佐野電磁氏など、KORG DS-10 EXPO 2008 in TOKYOでもおなじみのゲスト陣が登場。SPIN→OUTのアルバムもここで発売。会場:早稲田「茶箱」(sabaco)、開場18:45/開演19:00。 予約+フライヤー持参で1500円、当日2000円。出演:ヨナオケイシ・梅本竜・せんたろ、ゲスト:Denkitribe・haLRu・baker・natto21・佐野電磁
2月1日(日)
TILDE 9th LIVE「TILDE vs DS-10」:DS-10をバックに本物の女声ボーカルがフィーチャーされる予定。DS-10の可能性を広げるパフォーマンスに期待だ。会場:池袋「LIVE INN ROSA」、会場18:30/開演19:00。前売3500円、当日3800円(ドリンク代別途500円)。出演:ヨナオケイシ&REIKA+TILDE Family

 さらに、ニコニコ動画には、まるでオーケストラヒットのような謎のサウンドが……。「この音の秘密が知りたければ、ライブに来い!」とのこと。

カテゴリートップへ

この連載の記事

週刊アスキー最新号

編集部のお勧め

ASCII倶楽部

ASCII.jp Focus

MITテクノロジーレビュー

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード
ピックアップ

デジタル用語辞典

ASCII.jp RSS2.0 配信中