NTTドコモが11月5日に発表した秋・冬ケータイは、大きく4つに分類されていることはご存じの通りだ(関連記事)。
STYLEシリーズ
「自分らしいがきっと見つかる。選べるファッショナブルケータイ」
PRIMEシリーズ
「フルに楽しむ。先取りする。新世代エンタテインメントケータイ」
SMARTシリーズ
「ONもOFFもマネジメントする。大人のインテリジェントケータイ」
PROシリーズ
「先進テクノロジーを自在に操る。デジタルマスターケータイ」
今までの高機能を求める人は90xシリーズ、個性的なケータイを求める人は70xシリーズというチョイスだったものが、より細分化された。ただ、端末の中身を見るとPRIMEシリーズは90xシリーズ系、STYLEシリーズとSMARTシリーズは70xシリーズ系に近く、個性派ケータイを揃える。それ以外のスマートフォンなどをPROシリーズに分類した、と見れば理解しやすい。
とはいえ、新製品発表会を取材すると、STYLEとSMARTとで端末の分類が難しかったり、「どちらかというと別のシリーズに配置されるべきでは?」という端末もあった。一目で何シリーズか分かるほどの個性を発揮し切れていないのではないか、と感じたのである。
2008年11月13日に、六本木ヒルズでドコモの新シリーズをモチーフにしたファッションショーが開催された。各シリーズの分類を4つのショーの演出で分かりやすく再現した「ファッションとしてケータイを選ぶ」という観点から考えると、モデルがどのケータイとどのファッションブランドをコーディネートしたか、という情報まで知りたかった。ただ、シリーズのコンセプトは非常に明快になったように思う。
僕の中で何となく曖昧だったSTYLEとSMARTの分類は、STYLEはストリート・トレンドにも通じる様々なカルチャーをミクスチャーしていくライン、SMARTはコレクション・トレンドに振った重厚感あるライン、という理解でよいのではないだろうか。
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