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手になじむ曲面グリップ「PowerShot SX10 IS」

2008年10月17日 22時35分更新

文● 行正和義

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大型だがホールド感がいいグリップ部


 実際に手に取ってみると、最近のコンパクトデジタルカメラからすると驚くほど大きくて重い印象がある(もちろんレンズ付き一眼レフ機よりは軽いのだが)。

 コントローラーホイールがG10などと比べて、リングの幅が狭くカーソルと一体となっているタイプなのも気になった。慣れないうちはカーソルを押すつもりでリングを回してしまったり、その逆をしてしまったりするだろう。

PowerShot SX10 IS

横に開いて270度回転する2軸ヒンジのバリアングル液晶ディスプレーは毎度おなじみのもの。液晶パネルの開閉でEVFと切り替わる

 SX110 ISやIXY DIGITALシリーズと同じタイプではあるのだが、オート撮影中心のIXYなどと比べると、マニュアル撮影でダイヤル操作を多用しがちな本機では、G10のような大型ホイールのほうが使いやすいと感じた。むしろ、しっかりしたグリップを持つ本機では、シャッターボタン付近に電子ダイヤルが付いていてもおかしくはない印象だ。

 やや苦言を呈したものの、そのサイズからくるホールド感は良好で、ズーム・AFともに非常に高速で気持ちがいい。2.5型バリアングルディスプレーの使い勝手はもちろん、EVFの画素数も液晶と同様に23万画素となって、見やすくなったのもありがたい。

PowerShot SX10 IS

液晶を横に開いてのローアングル撮影。もちろんハイアングルでもOKで、使い勝手は非常にいい

PowerShot SX10 IS

縦位置に構えても、バリアングルが可能。二眼レフカメラのように、カメラを縦にして持って、ウェスト位置で構えて見下ろすスタイルは安定して撮影できる



光学20倍でもしっかりとした描写


 広角28mmからの光学20倍という、光学系にとってはかなり負担の大きなレンズにもかかわらず、描写はしっかりしている。周辺部の画質劣化もそれほど大きくはない。

 広角時の周辺部が甘く、最大望遠時では解像感が落ちてくるのは確かだが、S5 ISのときほどは気にならない。焦点距離が広がっているにもかかわらず、描写性は上がっているという印象を受けた。

 Sシリーズは従来から、望遠ズームレンズを搭載しているわりに携帯性がよく、バリアングル液晶を装備しているなど使い勝手の良さが魅力だった。本機はさらにそれを推し進め、高画素・高倍率・高ISO 感度など高い実用性が魅力となっている。

【作例1】広角側での撮影。中央AF遠景として撮影した(顔認識は使用していない)。白のテントがやや目立つが白トビもない。拡大するとやはり周辺部では画質の劣化が見えるものの、等倍表示でなければそれほど気にならないレベル。絞り優先オート、1/400秒、F7.1、露出補正-0.3、ISO 80。元画像は3648×2736ドットで、掲載用に800×600ドットにそれぞれリサイズ、トリミングしている

【作例2】望遠側での撮影。撮影サンプル1と同じ場所からで撮影したもので、光学20倍の超望遠の威力は、実際使ってみると驚かされる。絞り優先オート、1/400秒、F7.1、ISO 80、露出補正-0.3

【作例3】中望遠域での撮影。高倍率ズーム機は、超望遠だけではなく、どんな撮影シーンでも必要な画角をすぐに得られるというのが利点だ。プログラムオート、1/125秒、F5.0、ISO 80、露出補正+0.3

【作例4】中望遠域撮影時の解像力は良好。もう少しシャープさがあったほうがかっちり感が出るが、シャープネスを強めるとノイズやレンズによる色収差なども目立つ。デジタルカメラ内の画像処理はこの程度でよいだろう。プログラムオート、1/100秒、F5.0、ISO 200(オート)、露出補正-0.3

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