割高に感じるが、実はコストパフォーマンスが高い
気になるのはやはり価格面。5万円を超えている実売価格は、EOSなど一眼入門機に匹敵することので割高感を抱く人もいるだろう。
しかし、一眼レフ用レンズで28~560mm+IS付きなどという製品はないし、あったとしてもEOS本体よりも高額なのは確実。比べること自体無理があり、本機の広い焦点距離に注目すれば、コストパフォーマンスが高いことには変わりない。
なお、本機には姉妹機として「PowerShot SX1 IS」(1000万画素)がある。ほぼ同様の仕様ながらSX1 ISは動画に適したCMOSセンサーを採用、フルHD動画や毎秒4コマの連写速度を持っている。最近のロングズーム機は単にズームが効くというだけでなく、カシオ「EX-F1」やオリンパス「SP-560UZ」のように連写機能といった特色を与えているモデルが多い。
PowerShot SX10 IS/SX1Sの場合、動画撮影ならばSX1 ISを、静止画中心ならばSX10 ISといった住み分けがされている。使い方に応じて選ぶのがいいだろう。
PowerShot SX10 ISの主なスペック | ||
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製品名 | PowerShot SX10 IS | |
撮像素子 | 1/2.3型有効約1000万画素CCD | |
画像処理 プロセッサー |
DIGIC 4 | |
倍率 | 光学20倍ズーム | |
焦点距離(35mm換算) | 28~560mm | |
開放F値 | F2.8(W)~5.7(T) | |
静止画撮影 | 最大3648×2736ドット | |
シャッタースピード | 15~1/3200秒 | |
ISO感度 | オート、高感度オート、ISO 80/100/200/400/800/1600/3200(3200は200万画素相当) | |
液晶ディスプレー | 2.5型TFT(約23万画素) | |
記録メディア | SD/SDHCメモリーカード、MMCplus/HC MMCplusカード | |
電源 | 単3形アルカリ乾電池×4本、単3形ニッケル水素充電池×4本(別売り) | |
撮影可能枚数 | 約340枚(アルカリ乾電池)、約600枚(ニッケル水素充電池) ※いずれも液晶ディスプレーでの撮影 |
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本体サイズ | 幅124×奥行き86.9×高さ88.3mm | |
重さ | 約560g(本体のみ) |
お詫びと訂正:掲載当初、開放F値の値を誤って記載していたため、修正しました。(2008年10月20日)