既報のとおり、アップルは10日(米国時間の9日)、新iPodファミリーを発表した(参考記事)。容量を120GBモデルの1本に絞ったiPod classicとカラーバリエーションを変更したiPod shuffleはマイナーアップデートにとどまったものの、iPod nanoとiPod touchはメジャーアップデートを果たした。どのような変化を遂げたのか早速実物を見ながら確認していこう。
外観/内面ともに大幅に進化を遂げたiPod nano
縦長のデザインに一新された新iPod nano。一見、第2世代のnanoに似ているが実際に手にとると、その薄さと軽さを実感できる。また、底面では楕円を描く曲線のデザインに変更されていることがわかる。
まず、注目したいのは、iTunes 8に追加された「Geniusテクノロジー」がnano本体にも搭載されたことだ。これは、ワンクリックでミュージックライブラリの中から相性のいい曲を選んでプレイリストを作成するというもの。わざわざiTunesを使うことなく、nano上で操作できるのでぜひ活用してほしい。
すでにiPhoneやiPod touchに搭載されている「加速度センサー」を追加したのも特筆すべき点だろう。nano本体を縦に持つとアートワークが表示され、横に回転させると自動的にCover Flow表示に変わる。また、本体を縦方向に軽くシェイクするとシャッフルモードになり、再生する曲を変えられるようになった。
声録音機能も追加されている。近日発売予定のヘッドホン「Apple Earphones with Remote and Mic」と「Apple In-Ear Headphones with Remote and Mic」には音声メモを録音するためのマイクが搭載される。音声録音機能を活用したい場合は、このヘッドホンと併用すると便利だろう。
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