9月26日にオープンした(株)ヤマダ電機の都市型大型店「LABI渋谷」の矢村 隆店長に、新型iPodシリーズとLABI渋谷店について話を聞いた。
新型iPodシリーズは順調な売り上げ
——第4世代iPod nanoは9月10日、第2世代iPod touchは10月3日に発売されましたが、売り上げはいかがですか?
矢村 渋谷という若者の土地柄と若者向けの製品であるiPodシリーズということもあり、かなりいいセールスを記録しています。iPodシリーズにはnanoやtouch、classic、shuffleとありますが、どれもまんべんなくお買い上げいただいていますね。しかも、私たちとしても意外だったのですが、特定のカラーが突出した人気だという状態ではありません。
——発売されたばかりの第2世代iPod touchの出だしは好調ですか?
矢村 そうですね、まだ発売されてから1週間も経っていないので申し上げにくいところもありますが、おおむね順調です。傾向としては8GBモデルより、容量の大きい16/32GBモデルが売れています。
——他店舗では売り切れが続出しているようですが……
矢村 オープン店ということもあり、かなりの数を確保できたので現在も在庫はあります。第2世代iPod touchをお探しの方は、ぜひ当店にいらしゃってください(笑)。
若者を意識した品揃え
——1階にiPodをはじめとしたデジタル・オーディオ・プレイヤーと携帯電話が陳列されていますが、これはどういった意図があるのでしょうか?
矢村 さきほどもお話しした通り、渋谷は若者の街です。つまり、お客様の中心は若者ですので、そのニーズに沿った商品を1階に配したということです。また、入店してすぐ目につく場所にiPod関連のスペースを設けました。購入を前提でいらっしゃったお客様はもちろん、たまたまご来店くださったお客様にもアピールできていると思います。ちなみに、最近若者から注目されているデジタルカメラ関連は地下1階に置いています。こちらもニーズに沿った若者向けの気軽なコンパクトカメラ中心の陳列ができていると考えています。
——第4世代iPod nanoは加速度センサーを搭載し、特徴的な操作がウリのひとつですが、これは購入のきっかけになっていますか?
矢村 何気なく足を運んでくださったお客様は、特にこの新機能を実際に触って購入を決断なさるというケースもよく目にします。また、その意味ではtouchも同様で、実際に製品を触って、「楽しい」や「おもしろい」と感じて購入なさるお客様が多いですね。
——近年ケースなどのiPod関連商品もひとつの市場として確立してきています。こちらはいかがですか?
矢村 iPod本体の売り上げに驚いていたのですが、ケースについても想像以上です。ほとんどのお客様が本体購入と合わせてケースをお買い求めくださいます。一時期は、どのメーカーのケースも欠品になってしまうほどでした。
——オープンして2週間ですが、お客様の入りはどうでしょうか?
矢村 非常に多くのお客様にご来店していただいています。それに伴った売り上げも記録できていますし、うれしい限りです。 特にiPodをはじめとした、渋谷という土地柄に合った商品のセールスが順調ですね。開店当初から、そういったお客様のニーズに応えるため商品を揃えてきたので、その成果でもあります。しかし、週末は家族連れのお客様が予想よりも多く、今後はそういったお客様にも喜んでいただける店にしたいですね。
——最後に、矢村店長の個人的なお勧めiPodはありますか?
矢村 iPod touchですね。触って楽しいというのは、なによりの特性だと思います。