今年のトレンドは「パスワード保護」と「使用メモリー減」
秋風とともにセキュリティーソフト更新版の季節がやってきた。10日、日比谷の帝国ホテルで発表されたのはトレンドマイクロの「ウイルスバスター2009」。ダウンロード版は10日、パッケージ版は19日に発売される。価格は従来同様、1年版が5980円だ。
今回のメインとなる更新点は「パスワード保護」と「使用メモリー減」の2つだ。
まず「パスワード保護」は、Windows Liveメールなどのウェブサイトでパスワードを入力すると同時に暗号化する「キー入力暗号化機能」というもの(ただし対応ブラウザーはInternet Explorer 6および7のみ)。
続いての「使用メモリー減」は、2007年発売の従来製品に比べて45%のメモリー使用量減を実現しているというものだ。
このほかにもメッセンジャーソフトのIM(インスタントメッセージ)やウェブメール経由でのウイルス感染防止などの機能が強化され、ユーザーの利用シーンに合わせた万全のセキュリティーを実現できるとしている。
しかし時期が時期だけに、競合のソフトもめじろ押しだ。つい先日も、更新料無料のセキュリティーソフトをUSBメモリーに収録するという「離れワザ」を披露するメーカーがあらわれたばかり(詳しくはこちら)。ウイルスという見えない脅威を扱うソフトだからこそ、買う側としては「価格以外にそんなに何か違うの?」ということを知りたいところだ。
そこでさっそく今回の製品について、そしてセキュリティーの現在についてトレンドマイクロに話を聞いてきた。
各製品の予想実売価格 | ||
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ウイルスバスター2009 1年版 | 5980円 | |
ウイルスバスター2009 6ユーザパック | 9800円 | |
ウイルスバスター2009+保険PCサポート 1年版 | 7980円 | |
ウイルスバスター2009+保険PCサポート 3年版 | 1万6980円 | |
ウイルスバスター2009ダウンロード 1年版 | 4980円 | |
ウイルスバスター2009ダウンロード 2年版 | 8980円 | |
ウイルスバスター2009ダウンロード 3年版 | 1万1800円 | |
ウイルスバスター2009 6ユーザパック ダウンロード版 | 8980円 | |
ウイルスバスター2009+保険PCサポート ダウンロード 1年版 | 6980円 | |
ウイルスバスター2009+保険PCサポート ダウンロード 2年版 | 1万1900円 | |
ウイルスバスター2009+保険PCサポート ダウンロード 3年版 | 1万5980円 |