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多角化する脅威に備える完璧PC防衛術 第1回

ウイルス対策+αで安全性を高めたウイルスバスター2008

2007年11月02日 19時05分更新

文● WEB.ASCII編集部

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ますます凶悪化するインターネット上の犯罪に対抗するには何をすべきか。今回PC防衛術の最新トレンドを探るべく、計4回の予定で最新のセキュリティソリューションを解説していく。第1回で取り上げるのは、トレンドマイクロの「ウイルスバスター2008」だ。

進化する攻撃に備えはあるか

 インターネットに接続してPCを使う以上、必ず必要となるのがセキュリティ対策である。特に昨今は金銭を搾取する、あるいは機密情報を盗み出すなど攻撃内容が凶悪化しており、以前のように愉快犯的に作られたウイルスに感染するよりも大きな被害が発生する。こうした状況を反映し、OSにもセキュリティ対策のための機能が多数搭載されるようになったが、決してそれだけでは安心できないのが現状である。

 セキュリティ対策と一口に言ってもさまざまな種類がある。また攻撃の方法も進化し続けているため、多様なセキュリティ技術を利用して多角的にPCを保護するのがベストだと言える。こうした要求に応えられる製品として、トレンドマイクロから登場したのが「ウイルスバスター2008」である。

「動き」を監視して被害を未然に防ぐ

 セキュリティ対策において、何をおいてもまず必要となるのがディスクや送られてきたメールからウイルスを検知し、被害が発生する前に対応するウイルス対策の機能だ。仕組みとしては、ウイルスの情報が記された「パターンファイル」を利用し、対象となるファイルがウイルスではないか、あるいはウイルスが含まれていないかをチェックしていく。ウイルスバスター2008ではファイルのコピーや移動といった操作、あるいはインターネットからのダウンロードしたファイルをつねに監視し、そうしたファイルの中にウイルスが含まれていないかを逐次チェックしてくれる。もちろんメールの送受信も監視されるため、メールの添付ファイルとしてウイルスが送られてきても安心だ。

ウイルスバスター2008のメイン画面。ここから各機能にアクセスしていく

ウイルスバスター2008のメイン画面。ここから各機能にアクセスしていく

当然ウイルスチェックはスケジュールに従って自動的に実施することが可能

当然ウイルスチェックはスケジュールに従って自動的に実施することが可能

 またウイルスバスター2008では、新機能として「不正変更の監視機能」が新たに追加されている。ウイルスの検出において、重要になるのはパターンファイルに最新のウイルスが登録されているかどうかだ。ただ、新種が登場してからそれをトレンドマイクロが検知してパターンファイルに登録し、それをユーザーがダウンロードするまでにどうしてもタイムラグが発生してしまう。つまり、最新のパターンファイルをダウンロードするまでの間に、ウイルスに感染してしまう可能性はわずかでも残ってしまうわけだ。

 さらに最近では特定の情報を盗み出すために専用のウイルスが開発されるといったケースもある。こうしたウイルスは極めて小規模な範囲でしか流通しないため、ウイルスベンダーが検知できず、パターンファイルにも登録されることはない。このため感染していても、ウイルス対策ソフトのチェックに引っかかることなく活動し続けるわけだ。

 こうしたリスクを最小限に抑えるため搭載されたのが不正変更の監視機能である。これは、ウイルスそのものをチェックするのではなく、ソフトウェアの「動作」を監視し、たとえばシステム領域に対して何らかの改変を行なおうとすると、事前にそれを察知しブロックするといった機能を実現している。これなら通常のウイルス対策機能で見つけられなかったウイルスが仮に存在したとしても、それによって発生する被害を食い止められるというわけだ。

不正変更の監視の設定画面。Hostsファイルの変更やサービスの追加など、通常のプログラムではまず行なわない操作を監視する

不正変更の監視の設定画面。Hostsファイルの変更やサービスの追加など、通常のプログラムではまず行なわない操作を監視する

Webの安全性を評価し
危険なサイトへのアクセスを未然に防ぐ

 また、昨今のインターネット上の脅威はメールを使って言葉巧みに悪意のあるサイトへユーザーを誘導し、そこで不正なプログラムを送り込むといった手口が広がっている。そこでウイルスバスター2008において搭載されたのが「Webレピュテーション技術」と呼ばれるものだ。これはWebサーバの基礎的な情報がまとめられたレピュテーション(評価情報)を元に、ユーザーがアクセスしようとしているWebサイトの安全性を自動的に判断し、危険であればアクセスを遮断するという機能である。IDやパスワードを盗む、あるいは金銭の搾取を目的に作られたフィッシングサイトへのアクセス防止にもこの技術は利用されており、誤って悪意のあるWebサイトにアクセスしてしまい大きな被害を被るという危険からユーザーを保護してくれる。

不正なWebサイトにユーザーを誘導し、ユーザーIDやパスワードを盗み出すフィッシング詐欺を防ぐための機能も提供されている

不正なWebサイトにユーザーを誘導し、ユーザーIDやパスワードを盗み出すフィッシング詐欺を防ぐための機能も提供されている

 ウイルスバスター2008を1本買うと、3台のPCにインストールできるなど導入しやすいライセンス形態であることもこの製品の特徴だろう。価格はオープンプライスだが、トレンドマイクロ・オンラインショップでは1年間パターンファイルの更新が受けられるパッケージ版「ウイルスバスター2008 1年版」で5980円となっている。なお、3年間の更新権が付属する「同3年版」なら1万1800円と、1年あたり4000円を切る価格に設定されているほか、さらにお買い得なダウンロード版もある。いまのセキュリティ対策が万全だと感じていないのであれば、ぜひ導入を検討してほしい。

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