もっとPhotopshopを楽しく使えるウェブサイトもスタート
ただし、日本において製品ファミリー間の住み分けは微妙だ。というのは、プロ・フォトグラファーを対象ユーザーとするPhotoshop Lightroomを、いわゆるハイアマチュアと呼ばれるコンシューマユーザーの多くが使っているためだ。
「Lightroomは職業としてのフォトグラファーを対象としていますが、ハイ・アマチュアの方には、かなりのお金や時間をカメラに費やしている方がいますし、そういった方にも受け入れられています。一方、Elementsはケータイの写真を加工するといった気楽に写真を楽しむ方々をターゲットにします。それぞれユーザーが楽しまれる作業にあわせた形で製品を提供してきたい」と栃谷氏は説明している。
日本では従来よりパッケージでの販売を行なっているPhotoshop Elementsだが、米アドビ システムズでは米国内のサービスとして、「Photoshop.com」というオンラインでのサービスを26日からスタートさせた。
同社はすでにSaaSとしてPhotoshopの機能を提供するPhotoshop Expressをリリースしている。Photopshop.comはSaaSではなく、会員制のウェブサイト。パッケージに入っていないテンプレートやフリーストレージサービスを提供する。無償と有償のサービスがあり、会員登録が必要。なお、このサービスは当面は英語版のみで、現時点では日本語版のリリースは予定されていない。