インテルマック対応に加え機能や操作性が大幅にアップ
【SPEC】 開発/販売元●アドビ システムズ(株) 価格●1万3440円(通常版)、1万2800円(ダウンロード版)、9240円(乗り換え版)、8800円(乗り換えダウンロード版)、7140円(アカデミック版) 備考●4月4日発売。また評価にはベータ版を使用した http://www.adobe.com/jp/ 対応システム●OS X 10.4.8以上(Leopard対応) 対応機種●Po werPC G4/G5、またはインテルCPUを搭載したMac |
【COMMENT】
プロが使いたくなる機能を搭載している半面、初心者でも扱いやすいよう考えられている。幅広いユーザーが満足できる製品だ。
コンシューマー向けの画像編集ソフト「Adobe Photoshop Elements」が、バージョン4から6へと一気にアップデートを果たした。すでに発売されているWindows版6.0に準じているため、上位版の「Adobe Photoshop CS3」の機能限定的な存在と言える。
インターフェースが一新されており、ダークグレーで画面を統一。一段と簡略化されて、コンシューマーを意識した作りになっている。また、Photoshopゆずりの新機能も見逃せない。まず本バージョンでは、マジック選択ブラシツールが大まかになぞるだけで選択できる「クイック選択ツール」へと進化した。
特定範囲の選択や調整をワンクリックで済ませられるのだ。また、同社独自の「フォトマージ」技術を利用した機能にも注目したい。違和感のない自然な合成を実現するパノラマ機能に加えて、複数の画像を簡単に合成できる「顔」「集合写真」機能が登場。この機能は主に、2枚の写真を元に被写体の顔を合成するというもの。3つのポイントを指定して角度や大きさを合わせ、合成したい部分を塗りつぶすだけでもう一方の画像に反映できる面白い機能だ。
そのほか、RAWデータのプレビューや現像、ファイル管理まで可能なAdobe Bridgeが付属。
RAW現像機能も強化され、赤目補正やトリミングが行えるほか、パラメーターも細かくなり、より一層精度の高い現像作業が可能になった。
価格も手頃で強力な機能とシンプルな操作性を兼ね備えた本ソフト。初心者からプロまで幅広いユーザーが満足できる製品だ。
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