3DMark06
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3DMark06総合スコアでのX4 9950 BEとX4 9850 BEの差はわずか200程度。使用したグラフィックスカードがGeForce 8800 GTXということもあり、思ったほど差は付かなかった。同様にCPUスコアも僅差となっている。そしてX4 9350eとX 8750では、クロックで勝るX3 8750が総合スコアで上回った。

3DMark06 (単位:score) Fast→

3DMark06 CPU Test (単位:score) Fast→
3DMark Vantage
Performanceモード
続いて3DMark VantageのPerformanceモードでのCPUスコアを見てみよう。3DMark06とは違い、X4 9950 BEとX4 9850 BEの差はやや開いている。またX4 9350eとX3 8750では逆転し、コア数で勝るX4 9350eが大きく上回っている。3DMark06がコア数よりもクロック重視、3DMark Vantageはクロックよりもコア数が効くことが分かる。

3DMark Vantage CPU Test (単位:score) Fast→
CineBench R10
次はレンダリング性能を見てみよう。1CPUでは当然ながらクロック数が高い方が有利となるため、2.4GHzのX3 8750がかなり健闘している。コアをフルに使うと2.0GHzのX4 9350eが2.4GHzのX3 8750を大きく上回る。
逆にリアルタイムに描写するOpenGLテストでは、クロックで勝るX3 8750がX4 9350eを上回った。このようなシーンは、まだそれほど多くないとはいえマルチCPUによる3DCGレンダリング性能を考える場合でクロックとコア数で悩んだら、リアルタイム性を求めるならクロック重視、最終出力の時間短縮を考えるならコア数を重視するのが良いかもしれない。

CineBench10 Rendaring 1CPU(単位:score) Fast→

CineBench10 Rendaring multiCPU(単位:score) Fast→
(次ページへ続く)

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