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天板に謎の地図が!? デルの新ノート Studio 15 (1/2)

2008年06月27日 11時26分更新

文● 小西利明/トレンド編集部

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 デル(株)のコンシューマー向け製品は、ハイスペックで高級志向の「XPS」と、より一般的な個人・家庭向けの「Inspiron」の2ブランドで展開されてきた。そこへ新たなブランドとして、「Studio」というブランドが設立された。

 Inspironは、家庭で家族が共用する1台目のパソコンという方向性を持つのに対して、新しいStudioは家庭内の2台目など、より個人にフォーカスしたブランドとされている。

Studio 15

個人ユースに重点を置いた新ブランドノート「Studio 15」。「グラファイト・グレー」の天板には、地図状の模様がプリントされている

 そのStudioブランド最初の製品が、この「Studio 15」「Studio 17」シリーズである。いずれも個人ユースを重視し、ボディーデザインや個性的な天板など、見た目面での特徴の多いノートパソコンとなっている。


地図?模様の天板 ボディーデザインはXPSゆずり

 Studio 15のボディー全体は、2007年夏に登場してワールドワイドで人気を呼んだ「XPS M1330」(関連記事1)のデザインを継承している。特に、前方が細い楔形のボディーや、本体とディスプレー部をつなぐヒンジ周りのデザイン、スロットイン式の光学ドライブなどは、XPS M1330と同様のデザインだ。

XPS M1330やM1530と同じコンセプトを受け継いだ

Studio 15全体のデザインは、XPS M1330やM1530と同じコンセプトを受け継いでいる

XPS M1330

日本でも大人気で、一時は「10週間待ち」という注文状況にまでなった「XPS M1330」

 XPS M1330のデザインコンセプトと15インチ級液晶ディスプレーを備えたノートパソコンとしては、すでに「XPS M1530」(関連記事2)があるが、Studio 15は異なるブランドに位置づけられている。しかし、スペック面では最新のStudio 15の方がやや上であり、ユーザーの好み応じたデザインカスタマイズ(後述)のバリエーションも豊富なので、このクラスの製品としては、今後はStudio 15が主流に位置づけられるのかもしれない。

 液晶ディスプレー裏の天板は、8色ものカラーバリエーションが用意されている。グレーやブルーなど一般的なカラーのものから、「オリーブ・グリーン」や「タンジェリン・オレンジ」など、パソコンらしからぬポップなカラーまで、さまざまなカラーが用意されている。

Studio 15の8色のカラーバリエーション

Studio 15の8色のカラーバリエーション。中にはパソコンらしからぬポップなカラーもある

 写真の「グラファイト・グレー」のモデルでは、色だけでなく、天板やパームレスト部分に地図の等高線のような模様が印刷されるという特徴もある。ライバルである米ヒューレット・パッカード社が、「ZEN design」を標榜して個性的な模様を印刷したノートパソコンをラインナップしているのに向こうを張ったというところか。なお、残念ながらこの模様が本当に地図なのか(地図だとすればどこのものか)は不明だ。

天板を正面から

天板を正面から。本物の地図だとすると、かなり起伏の激しい地形のようだ

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