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キヤノンソフトウェアの「Web Plant」がもたらす業務改善

1日仕事が2時間になる!ワークフロー構築ツール

2008年06月27日 17時42分更新

文● 西川仁朗/アスキーネタ帳編集部

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 キヤノンソフトウェアは6月23日に「キヤノンソフト ソリューションフォーラム2008」を開催した。同フォーラムではジャーナリストの池上 彰氏の講演後、同社の中核製品であるWebアプリケーション自動生成ツール「Web Performer」や、キヤノンソフト情報システムのWeb会議システム「IC3」などを紹介するセッションが開催された。

 その中でも特に注目を集めたのが「導入企業に学ぶ! 間違いのないワークフロー構築ツールの選択基準と運用・活用の秘訣」と題されたセッションで、キヤノンソフトウェアのワークフロー構築ツール「Web Plant」の導入事例を紹介したものだ。Web Plantは決裁に要する時間の短縮や業務の可視化といった、業務プロセスを効率化する機能を搭載している。


業務プロセスの改善に繋げるWeb Plant


 今回、導入企業として登場したココロは、恐竜や動物などのアミューズメントロボットを取り扱う企業。博物館に常設展示されるようなロボットや、ショッピングモールなどに置かれるポップコーンの自動販売機「ショップロボット」などを手がけている。商業ベースでロボットを販売している企業は非常に珍しく、企画はもちろん、設計や製作、保守運営と多岐にわたるビジネスプロセスを自社で手がける。

恐竜ロボットの設計や開発を手がけるココロ

 Web Plantを導入した理由として、ココロの総務部情報システム課 係長 成冨 仁氏は以下のように述べる。

ココロ 総務部情報システム課 係長 成冨 仁氏

ココロ 総務部情報システム課 係長 成冨 仁氏

「ロボットの製造工程では、社内の営業部門から製造部門への依頼を、ワークオーダーシートや受注管理伝票、製作伝票といった紙ベースで伝えていました。しかし、営業部門と製造部門が地理的に離れていたこともあり、紙の伝票ではなかなかスムーズにやり取りできなかった。承認者が出張した場合には決裁が一週間以上滞ることもあり、社内でも問題となっていました」(成冨氏)

 そこで、同社は「的確な工程管理システムが必要」(成冨氏)と感じ、Web Plantを導入した。ワークフロー構築ツールの選定基準として、ココロは「経営に役立つシステム」「複雑なプロセスを可視化できること」「プログラミング経験のない人間でも開発できること」の3点を挙げる。

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