WILLCOM 03使用時に注意したいこと
モバイラーとしては、ついにBluetoothを搭載したことが何よりうれしい。しかも単なるお飾りではない。対応プロファイルがA2DP(音楽用)やDUN(ダイヤルアップ)など10種類以上と豊富で、オプションのBluetoothキーボードなどさまざまな周辺機器を本格的に活用できるようになっている。
試用したデモ機にはBluetoothのオンオフを切り替えるためのショートカットキーがなかったため、必ずメニュー操作をする必要がある。これは少々煩雑に感じた部分だ。ただし製品版では改善されている可能性もあるので、ぜひ期待したい。
ワンセグの視聴機能を標準で搭載している点も、WILLCOM 03の特徴のひとつだ。ただし、せっかくワンセグを観られるのに、設置スペースの問題でスピーカーがひとつしかないのはもったいない気がする。
音声は通常ヘッドホンで聴くことになるが、著作権保護に対応しているかどうかに関係なくBluetooth対応のヘッドホンやスピーカーには出力できないようになっているのも残念。ようやくBluetoothを搭載したというのに、ワンセグの音声は有線のヘッドホンで聴くしかないのだ。
なお、連続通話時間や待受時間はスペック上、アドエスより15~16%程度短い。実際に無線LANによるウェブ閲覧やBluetoothでのファイル送信、ワンセグ視聴などを頻繁に行ないながら約3時間ほど利用できた。
今回はきちんとした計測ではないので単純に比較はできないが、過去のレビュー(関連記事)でアドエスが約5時間駆動したことからすると、駆動時間はアドエスよりやや短かいのかもしれない。