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富士総合火力演習の心得!(応募・準備編)

2008年06月12日 20時17分更新

文● 岡野 裕

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会場では以下に注意せよ!

 無事会場入りすると、演習場の広大さと見学者の多さに圧倒されることになる。以下、総火演のみならず自衛隊イベント一般に共通する注意点を述べたい。繰り返しになるが総火演は、基本的に自衛隊の業務を一部公開したものだ。また、数万人にも及ぶ老若男女様々な人々が集まっているイベントでもある。自分も含め皆が気持ちよく演習を観覧するために、会場では現場係員の誘導指示には必ず従うようにしてほしい。

持ち込み機材を吟味せよ!

 観覧用の機材として脚立を持ち込む人がいるが、一般席では使用禁止だ。たまに持ち込んでいる人がいるが、当然即座に係員に撤去を求められる。このほか、パイプ椅子も使用禁止となっている。当たり前だが前列でこれらを使用すると後列では視界が遮られ、トラブルの原因となる。クッションや折り畳み式座布団という便利なものも市販されているので、それを持ち込めばおしりが痛くなることも無いだろう。 雨の場合は傘の使用はやむを得ないかもしれないが、できれば雨合羽を持参して使用することをお勧めする。なお、日傘などは視界を遮るものなので、当然一般席では使用を控えるべきだろう。

食事と排泄を考慮せよ!

会場の様子。一回4~5万人が来場するのでスタンド裏などは大いに混雑する

会場の様子。一回4~5万人が来場するのでスタンド裏などは大いに混雑する

 食事に関しては全く心配ない。当日は屋台、出店が多数出店しているので、やきそばやホットドックなどの軽食類、お茶やジュースなどの飲料水はそれらの売店で購入することができる。問題なのは排泄、すなわちトイレだ。トイレは全て仮設の簡易トイレで、自衛隊側もかなりの数を用意してくれているが、それでも見学者が多いので当然行列になる。展示演習の休憩時間や演習終了後は相当な列になるので、特に女性は気をつけた方がいいだろう。それから、簡易トイレなので、利用環境は察して貰いたい。

服装と履き物も考慮せよ!

 基本的に、動きやすく汚れてもいい服装を心がけよう。一般席で見ている分には、服が汚れるということはまず無い。ただ、演習終了後、装備品展示で演習場内に入ることが出来るようになるが、その際展示会場がぬかるんでいることもあるので、その点を考慮した履き物を選択すると良いだろう。サンダルや下駄のたぐいではなく、スニーカーなどの利用をお勧めする。

 さらに、山の天気は変わりやすいことを覚えておこう。午前中は長袖が必要なくらい冷える中小雨が降っていたのに、昼からは快晴で真夏の炎天下に晒される、といったこともざらなので、調節が容易な服装を考えた方がいいだろう。

装備品展示会場。足下が悪い場合もあるので、それなりにしっかりした靴を履くのは必須だ

装備品展示会場。足下が悪い場合もあるので、それなりにしっかりした靴を履くのは必須だ

 ということで前編はここまで。後編では総火演の見所を掲載する予定だ。

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