10万円を切る低価格コンバーチブル型タブレットPCとして、2006年11月に投入された「KOHJINSHA SA」シリーズ。その系譜を踏む新製品として、よりリーズナブルな価格の3モデルが登場した(関連記事)。今回はその中から、価格とスペックのバランスが取れたミッドレンジモデル(SA5SX12A)を紹介する。
手にとって分かる剛性感と質感
手にとってまず感じたのは、本体の質感の高さだ。
初代の「SA1F00A」「SA1F00B」の登場(関連記事2)から1年3ヵ月経った形になる。この間、2回のモデルチェンジ(関連記事3、関連記事4)が行なわれたが、単にスペックが改善されただけでなく、本体の剛性や仕上げの部分にも細かな改善がなされてきたことが分かる。特にキータッチや前後に180度ぐるりと回せるヒンジ部分の安定感が格段に向上した印象で、低価格でも安っぽさを感じさせない。かなりしっかりと作りこまれた筐体という印象だ。