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工人舎、ワンセグチューナー搭載のUMPC“KOJINSHA SH”を発表

2007年06月26日 00時00分更新

文● 編集部 小林 久

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(株)工人舎は26日、モバイルノートパソコン“KOHJINSHA SH”シリーズ3モデルを発表した。4月に発表された“同SA”シリーズ(関連記事)の上級機種という位置付け。本体にワンセグチューナーを搭載したほか、基本性能の向上を図っている。価格は9万9800円から。同社直販サイトなどを通じて、30日から販売する。

KOHJINSHA SH

KOHJINSHA SH。色は黒と白が選べる


CPUの高速化や解像度の向上など、従来機の不満点を解消


KOHJINSHA SHは“Intel Ultra Mobile Platform 2007”の仕様に準拠したUMPCで、タッチパネルやコンバーチブル型の液晶ディスプレーを装備している。CPUはIntel processor A100-600MHzとなる。

液晶ディスプレーはタッチパネル付きで、前後に180度回転させることが可能。サイズは7インチと変更ないが、解像度が従来の800×480ドットから1024×600ドットに向上した。

KOHJINSHA SHキーボード

詳細は公表されていないが、キーボードも若干大きくなったという

液晶パネルを180度回転させて、タブレットスタイルにしたところ

130万画素のカメラを液晶ディスプレーの上部に装備する。本体サイズは幅227×奥行き170×高さ33mm(最薄部25.4mm)、重量は約993g。従来機種と比較すると、幅が9mm、奥行きが7mm、重量が33g増加しているが、その代わりにキーボードを若干ゆとりのあるサイズにしたという。液晶ディスプレーを内側に向けた状態での耐荷重は100kg。

KOHJINSHA SHタブレットスタイル

液晶パネルを180度回転させて、タブレットスタイルにしたところ

チューナーとカメラ

目玉機能のひとつがワンセグチューナー。アンテナは着脱できる。また130万画素のカメラも搭載する

インターフェースに関しては、USB 2.0×2、CFカードスロット、SDメモリーカード/メモリースティック/MMCに対応した3in1スロット、Ethernet端子、ディスプレー出力(ミニD-Sub 15ピン)。通信機能として、無線LAN(IEEE 802.11b/g)、Bluetooth 2.0+EDRなどを装備している。

KOHJINSHA SHタブレットスタイル

ディスプレーの表示を90度回転させて写真のように縦位置で構えることもできる

ボタン類

液晶パネルのサイドにはスクロールやランチャー表示などのための各種ボタンを装備する


上位2モデルはOrigami Touch Pack対応


3モデルのうち下位となる『SH6KB04A』(黒)と『SH6WB04A』(白)は、OSがWindows Vista Home Basicで、標準搭載メモリーが512MB、HDD容量が40GB、バッテリー駆動時間が約3.5時間(標準)/約7時間(ラージ)で、価格9万9800円。

中位の『SH6KP10A』(黒)と『SH6WP10A』(白)は、Windows Vista Home Premium、標準1GBメモリー、100GB HDD、バッテリー駆動時間が約3.3時間(標準)/約6.6時間(ラージ)で、価格は11万9800円。

最上位の『SH6KP10F』(黒)と『SH6WP10F』(白)は、中位モデルにOffice Personal 2007をプレインストールしたもので、価格は13万9800円。

KOHJINSHA SHの天板

天板を閉じたところ。耐加重100kgとリリースにある

なお、Home Premium搭載の上位2モデルに関しては、マイクロソフトが提供するUMPC用フィーチャーセット(Origami Touch Pack)もプレインストールしている。これにより、Media CenterライクなGUIを指で触れて、画像や音楽といったコンテンツを簡単に呼び出すことができる(詳しくは、ASCII.jpムービーフラッシュの動画を参照)。

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