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9万円を切るエントリー機

ソニー、ライブビュー搭載のエントリー一眼レフ「α350」など2モデルを発表

2008年02月01日 13時44分更新

文● 編集部 小林 久

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クラス最高の画素数に加え、ノイズ対策にも注力


 α350はAPS-Cサイズとしては現在もっとも高精細な、有効1420万画素のCCDを採用している。高画素化してもS/N比の低下(ノイズ増)は最小限に押さえ、1000万画素クラスと同等の性能を確保。ISO 3200相当の撮影が可能になっているという触れ込みだ。

 ISO 1600およびISO 3200相当の高感度撮影時には専用のノイズリダクションモードも用意している。ただし、α700のCMOSイメージセンサー(Exmor)のように撮像素子内でデジタル化/ノイズリダクションを行なう仕組みではない。

スマートテレコンバーター機能

1.4倍または2倍の望遠撮影が可能なスマートテレコンバーター機能

 液晶ディスプレーはローポジション用に上下130度、ハイポジション用に上下40度稼働する2重ヒンジ構造とした。パネルサイズは2.7インチ(約23万ドット)。これに合わせてグリップもローアングル、ハイアングル撮影がしやすい形状にしている。また、ワンタッチで望遠撮影が可能な「スマートテレコンバーター」機能も新たに搭載した。これは背面右上のボタンを押すことで、中央部分がトリミングされる機能(画素数は減るが被写体は大きく写る)で、1.4倍または2倍の拡大率が選べる。

 α350の本体サイズは幅130.8×奥行き74.7×高さ98.5mmで、重量は約582g(本体のみ)。バッテリーは専用のリチウムイオン充電池で、OVF使用時で約730コマ、ライブビュー時で約410コマの撮影が可能(ともにCIPA測定基準、ストロボ50%)。連写速度は最大毎秒2.5コマ(OVF)/最大毎秒2コマ(ライブビュー)、起動時間は0.4秒。AF測距点数は9点(中央部クロスセンサー)となる。



ライブビュー機能を省いた廉価機α200


α200を正面および背面から見た画像

 α200は、米国で今年1月に開催された「2008 International CES」の会場でも公開されていた。撮像素子が有効1020万画素のCCDとなり、ライブビュー機能が搭載されない一方で、ファインダー倍率が0.83倍(視野率は0.95倍で同様)と大きくなるほか、連写速度も最大毎秒約3コマとα350より若干高速。バッテリー寿命も約750コマと同一条件のα350より20コマほど多くなっている。

 本体サイズは、α350とほぼ同等(幅130.8mm、高さ98.5mm)だが液晶ディスプレーに可動機構を持たないため、奥行きが71.3mmと3.4mm短くなる。重量も532g(本体のみ)と約50g軽い。



交換レンズも2本追加


 なお、本体の発表に合わせて、デジタル一眼レフ用交換レンズ「Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM」と「70-300mm F4.5-5.6 G SSM」も発表になった。価格と発売時期はそれぞれ25万2000円(2月15日)/11万250円(3月28日)。

「Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM」(左)と「70-300mm F4.5-5.6 G SSM」(右)

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