ライブパートで会場はヒートアップ!
約10分間の休憩をはさんで、第2部は来場者もお待ちかねのライヴパート。トップバッターとして登場したのは、アキバ系ポップユニットのCy-Rim rev.だ。ボーカルのmiruとギターのMASAのふたりからなるCy-Rim rev.は、サーカスの『サーカスランドⅠ』主題歌『恋のDice☆教えて』でデビュー。ゴスペルで磨いたmiruのボーカルと、アイルランド系サウンドに影響を受けたMASAのギター&サウンドワークが融合したポップサウンドは、今後のアキバ系ポップの中でも注目したいユニットだ。
この日は『恋のDice☆教えて』と新曲『恋のキラキラ☆クリスマス』を披露。ライヴパートのトップバッターとして、十分に会場を盛り上げた
続いて登場したのは、サーカス作品には欠かせないyozuca*、そしてrinoと続く。yozuca*はTVアニメ版『D.C.II ~ダ・カーポII~』主題歌の『サクラキミニエム』と、『D.C.~ダ・カーポ~』主題歌にしてyozuca*のデビュー曲、そしてサーカスファンにとっては忘れられない大切なアンセムでもある『ダ・カーポ~第2ボタンの誓い~』を歌う。『サクラキミニエム』はこの日の直前にオリコンチャートで週間13位を獲得したとyozuca*が報告。「これも皆さんが応援してくれたおかげ」とコメントすると会場はひときわ大きな歓声に包まれた。
続いて登場したrinoはTVアニメ版『D.C.II~ダ・カーポII~』エンディング『優しさは雨のように』と『D.C.~ダ・カーポ~』グランドエンディングテーマ『Dream ~The ally of~』を披露。元気一杯で真っすぐな歌声が魅力のyozuca*と、聞く者に優しく届けるように歌うrino。対称的ともいえるボーカルがサーカス作品の魅力のひとつと言うファンも少なくない。そんな2人が続けて登場し、サーカスにとって大きなターニングポイントとなった作品を歌う。このイベントが8周年記念企画であることを強く印象づけた時間は、サーカスファンにとっても大切なものとなっただろう。
ここでステージの雰囲気は一変。妖精帝國がステージに上がる。まずは『エターナルファンタジー』からプリルのイメージソング『小聖女の唄』。『エターナルファンタジー』では、キャラクターごとにイメージソングが用意されている。これはキャラソングではなく、それぞれのストーリーをイメージして用意されたもの。プリルは作品のキーとなる、なぞの多い少女。呟くように歌う『小聖女の唄』は、まさにそんなプリルを表現した1曲だ。
妖精帝國のもう1曲は、代表曲でもある『Last moment』。デジタルサウンドをふんだんに盛り込んだゴシックロックが、もう一度フロアの雰囲気を変えていく。ここでも会場は大きく盛り上がった。
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