空飛ぶチョロQ「Qスカイ」(キュースカイ)に続き、ヘリコプタータイプの空飛ぶチョロQ「HERI Q」(ヘリキュー、以後ヘリQ)がついに発売された。
前々回の飛行機タイプの「Qスカイ」で遊んだ時には、ヘリコプタータイプ「ヘリQ」が近日発売されることが決定していたので、子供時分にチョロQにハマった「買う買う団」としては遊ぶしかないでしょーと、早速「Qスカイ」に続き「ヘリQ」も購入し遊び倒してみた。
今回購入した「ヘリQ」は、「Blue」という青い機体に、クリアブルータイプのメインローターで、ほかに「Red」「Yellow」の3種類がラインナップされる。機体にはそれぞれA、B、Cバンドが割り当てられ、同時に異なるカラーリングの3機まで飛ばすことが可能だ。(Aバンド:Blue/Bバンド:Red/Cバンド:Yellow)
セット内容は、本体、ワンスティックコントローラー、予備テールローター、取り扱い説明書。今回コトブキヤにて3465円で購入した。
「ヘリQ」は、全長約12cm、重量約11gのリアル手のひらサイズの機体を、片手でコントロールできるワンスティックコントローラーで操る世界最小級の完成品無線操縦ヘリコプター。
基本操作は、ワンスティックコントローラーのコントロールレバーを上下に倒すことで上昇・下降し、レバーを左右に倒すことで左右回転の方向転換を行なう。コントロール信号は赤外線方式を採用し、約7~8メートル程度の範囲内で制御可能となっている。まず、最初に遊ぶ前には、ワンスティックコントローラーに付属している充電ケーブルを機体に接続し、チャージランプが消えるまで(20~30分間程度)、充電する。1回のフル充電で、約5分程度遊ぶことができるとのことだ。なお、ワンスティックコントローラーの電池は単三型アルカリ乾電池6本と、最近のホビーとしては比較的多めなので、4本入りの乾電池しか用意していないとあとでビックリするので、気を付けていただきたい(※電池は別売り)。
余談ではあるがワンスティックコントローラーがWiiリモコンに似ているので、「買う買う団」は高い操作性を期待したが……。
……が、操作が非常に難しい! もちろん上昇・下降を繰り返す程度であれば、初フライトでもなんとか可能だ。ただし、安定したホバリングをしようと幾度となく挑戦したが、結局安定できずしまいに終わってしまった。もちろん「買う買う団」が30代のおっさんでフライトセンスが無いと一刀両断に切り捨ててしまえばいいのかもしれないが、取り扱い説明書に書かれているようにワンスティックコントローラーのトリム調整なども入念に行なったつもりだが、結局は安定したホバリング飛行にはいたらなかった。どういうフライトになってしまうのかいえば、常にクルクル機体が回転してしまうのである。実際の飛行に関しては次ページの動画をご覧いただきたい。
あえて苦言を呈すようだが、子供のころからチョロQを愛する「買う買う団」の率直な意見としてメーカーも操作性改善に向けて検討してもらいたい。ただし、ヘリコプターという、ついこの間まで一種ステータスのあるホビーを、手のひらサイズまでダウンサイジングし、さらに3000円程度の価格で購入できるレベルまで作り上げたことに関しては称賛に値するといっていいだろう。
次ページでは「ヘリQ」の機体及び、垂直離陸、旋回の動画を掲載したので、その機体性能をチェックしてほしい。
(次ページへ続く)