11月8日、シリーズ10作目にあたる「悪魔城ドラキュラ ~Xクロニクル~」の発売を記念して、ソフマップアミューズメント館8階イベントホールにて同作品のプロデューサー五十嵐氏とイラストを担当した小島氏のトークイベントが開催された。
今回発売された「悪魔城ドラキュラ ~Xクロニクル~」は「悪魔城ドラキュラX 血の輪廻」のリメイク作品。小島氏は同シリーズ“月下の夜想曲”などのキャラクターデザインを担当しているほか、菊池秀行氏の小説の挿絵などでも知られる著名なイラストレータだ。
会場には発売日に購入した同タイトルのファンが100人ほど訪れ、制作秘話などに耳を傾けていた。また会場には小島氏の描いたイラスト(油絵)が展示され、ファンはイラストの撮影などを行なうことができた。
制作秘話で会場は大盛り上がり
「悪魔城ドラキュラ ~Xクロニクル~」のプロモーションVTRの上映に続いて、五十嵐氏、小島氏の2人がステージに登壇すると、会場からは拍手があがりトークイベントが始まった。
最初の質問は「発売日を迎えての心境」について。五十嵐氏は「毎回バグがでないかドキドキしているのに、加えて久しぶりの面クリア型のアクションゲームということで、購入してくれたユーザーの反応が気になるところ」と不安交じりの表情を見せていた。小島氏というと「キャラクターデザインや原画を描いたのが1年前ということもあり、懐かしいです」と感慨深げに語った。
ゲームキャラを始めて描いたときの失敗談としてサキュバス(淫魔)を描いた際に「胸丸出し」で描いてしまったためにゲームでは表示できず、トリミングされ全身が表示されていないといった裏話も披露され、会場を沸かせた。
今後の予定について五十嵐氏は「新作はまだ言えないのですが、DSで開発を進めているものがあります」とのこと。新作に関する続報は、「悪魔城ドラキュラ Xクロニクル」の売れ行きが見え始めた頃に発表できるとのことだ。
トークイベントに続いて、特製サイン入りイラスト色紙と特製フィギュアがあたるプレゼント抽選会が行なわれ、最後に2人から会場に集まったユーザーへのメッセージが送られた。
「早く帰っていただいて、いち早く遊んでもらいたい。こうやって皆さんの顔を見られることが次への原動力になるので、今後も宜しくお願い致します」と五十嵐氏。一方小島氏は「これからPSPから買って楽しませてもらいます。これからシリーズのほうも素敵な展開が待っていると思うので、応援していただければと思います」と締めくくった。約50分間と短い時間ではあったが、制作秘話や新作情報など、ファンにとっては貴重な話しを聞けるイベントはこうして幕を閉じた。