台風一過で、真夏日が帰ってきた9月8、9の両日に“パシフィコ横浜国立大ホール”で、乙女ゲームの祭典“ネオロマンス・フェスタ9”が開催された。昼部、夜部の1日2回、合計4回の公演が行われる同イベント。1回のイベントに参加できるのは約5000人とゲームイベントとしては大規模な部類に入るのだが、チケットは発売と同時に完売するほどの人気イベントだった。
ちなみに、ネオロマンスとはコーエーの女性向け恋愛ゲームの総称。その歴史は以外に古く、同ブランドのスタートは94年に発売された「アンジェリーク」から始まり、「遙かなる時空の中で」や「金色のコルダ」「ネオ アンジェリーク」と、現在4つのシリーズで構成されている。
同イベントでは、それらのシリーズに出演する声優が生で演じるライヴドラマやキャラクターソングライヴなどが行なわれた。今回のネオロマンス・フェスタ9は、“旅”をテーマに構成され、取材をした8日夜のトークコーナーでは、出演者によるヨーロッパ旅行の思い出話などが披露された。
開演を待つ間のロビーにはグッズ販売コーナーがあり、イベント会場限定グッズのほか、ネオロマンス関連グッズの新作先行販売が行われていた。販売されているグッズの中には、午前中の段階で売切れてしまうものもあったという。
また、同イベントの大きな特徴として、イベントに参加者するファンがコスプレできることが挙げられる。一般的にゲームファン向けのライヴイベントなどでは、コスプレを禁止していることが多いなか、このイベントでは更衣室やクロークが用意され、開演時間まで海側のテラスなどでコスプレ撮影などでたのしんでいたようだ。
もちろん、イベントの観覧もコスプレをしたまま可能になっている。さらに、ロビーは昼・夜の公演ごとで入れ替えが行われないため、持っているチケットの公演終了後も、コスプレで記念撮影などができる。
