篠塚良夫さん
ネットイヤーグループ株式会社
ヴァイスプレジデント
ナレッジセンター センター長
1999年に設立されたネットイヤーグループ株式会社は、インターネットを活用したマーケティング戦略の策定から実践までを行なうSIPS(Strategic Internet Professional Service)事業を展開して成長。2年前からは毎年約40人の中途採用を実施しているなど、今後も拡大が予測される。そんな同社の特徴は、専門分野の異なる社員たちが共同で1つのプロジェクトに携わることにある。そうした仕事を進める企業は、どのように人材を評価しているのか。採用部門の責任者であるヴァイスプレジデントの篠塚良夫さんに聞いた。
- 書類の書き方
- ・履歴書や職務経歴書に加えて、自分をアピールする作品や企画も提出すると高評価
- ・スキルは実際にできることだけをアピールすること。できないスキルを書いても、面接で突っ込まれて印象を悪くするだけ
- 面接ノウハウ
- ・ネットイヤーグループに入社して何をしたいか、どんなことができるのかをアピール
- ・自分の考えを単なるイメージで伝えるのではなく、論理的に伝えること
評価されるのは“論理的コミュニケーション能力”
ネットイヤーグループの礎が誕生したのは1993年。電通国際情報サービスの米国支社のマルチメディア&インタラクティブメディア部門として発足。ネットビジネスへの進出を図る大手企業に対し、ネット事業やインタラクティブマーケティングに関する全業務をワンストップで行なうSIPSという事業で成長し、1999年に日本法人ネットイヤーグループとなった。同社が提供するサービスは、戦略コンサルティングやWebサイトの設計・デザイン、インタラクティブコンテンツの制作、Eコマースなど多岐にわたっている。これらさまざまなプロジェクトに対して、社内とパートナー企業から集まった5~10人でチームで取り組む点が特徴的だ。
「チーム員はプロデューサーやディレクター、システムエンジニア、プロジェクトマネージャーなど、さまざまな専門分野の人材で構成されています。分野やカルチャーの異なる人たちが1つの目標に向かって一緒に仕事をすることになるので、チームの1人1人がそれぞれの能力や経験に敬意を払う姿勢と、自分の意向を的確に伝えるコミュニケーション能力が求められます。異なるフィールドの人が集まって仕事をする会社なので、プロジェクトで得たナレッジの共有をする勉強会をしたり、2週間に一度ピザパーティを開催したりして、他分野の社員同士が関係を築くためのバックアップを行なっています」
この連載の記事
-
第8回
ビジネス
転職して成功する組み込み系エンジニアに共通する素養とは -
第7回
ビジネス
アビームコンサルティングの採用評価ポイント コンサルタントに必要な“素質”とは -
第6回
ビジネス
QAエンジニア転職を考える トレンドマイクロに聞いた“必要な資質”とは -
第4回
ビジネス
ヤフー人事担当者の採用評価ポイント 変化の速いWeb業界の即戦力候補とは -
第3回
ビジネス
資格の有無は有利? 不利? 株式会社ソナーの採用ポイントは何か -
第1回
ビジネス
アクティブな人材を求める株式会社アイ・エム・ジェイでは スキル以上に「入社後に何をやりたいのか」を重視 -
ビジネス
人事担当者が明かす 知られざる書類審査・面接突破の秘訣! - この連載の一覧へ