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使い始めて分かったアドエスの実像とは?

【レビュー】Advanced/W-ZERO3[es]

2007年08月14日 10時00分更新

文● ヤシマノブユキ 撮影●高野裕靖

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感圧式タッチセンサー“Xcrawl”による小気味よい操作感

アドエスで新搭載された機能であり、全体の操作性を向上させているのが、感圧式タッチセンサー付きカーソルキー“Xcrawl”(エクスクロール)だ。

Xcrawl

方向キー部分に設置されている感圧式タッチセンサーの“Xcrawl”

どの画面でも使え、iPodのクリックホイールのように指先で円を描くようになぞると、ポインターの移動やスクロールが片手でスムーズに行なえる。感度が適度にイイのと、従来のカーソルキーのように、指を浮かせて操作する必要がないので長時間使ってもストレスが溜まらない。

特に便利だったのが、本文をプレビューできるようになった“W-ZERO3メール”での操作だ。

筆者は1日に200~300通のメールをアドエスで処理する。大量のメールの中から読みたいものを探し出し、本文を開いて斜め読みし、不要なメールを削除するという一連の流れを最少限の動きでラクにこなせるようになっただけでも個人的には“即買い”だと思っている。

プレビュー

“W-ZERO3メール”の一覧画面で本文をプレビュー可能。先頭の11文字×5行程度だがおよその内容はつかめる。プレビューウィンドウはドラッグ&ドロップで移動できる

ユーティリティ

タッチセンサーの感度やスクロールの方向は“ユーティリティ”設定で変更できる


Opera Mobileでのウェブ閲覧も快適に


アドエスに搭載されている“Opera Mobile”では、従来のスクロールアローによる1ラインスクロールや、カーソルキーでのリンクフォーカスの移動に加え、Xcrawlによる4ラインスクロールに対応したことで、縦に長いブログなども片手でスピーディーに読めるようになった。

また、付属のスタイラスでページの任意の場所をつかんで、好きな方向にスクロールできる“グラブ&スクロール”にも対応しており、見たい部分を直感的に探せるのが気持ちイイ。

つかむ

スタイラスでページ内の任意の場所をつかみながら(タッチしながら)動かすと、ページをつかんだ方向にスクロールできる

グラブ&スクロール

グラブ&スクロールのオン/オフは、Opera Mobile内の設定“メニュー→ツール→設定→その他”で切り替えられる

検索

アドレスバーに直接“g 任意のキーワード”(gのあとに半角スペース)と入力するとGoogleで検索できる。覚えておくと便利だ


地図ビューワーとの相性も良好


アドエス本体にGPSこそ搭載されていないものの、“NAVITIME”とXcrawlの相性も相性もいい。地図のスクロールだけでなくズームもXcrawlで行なえるのだ。拡大/縮小キーが離れている、au携帯電話向けの“EZナビウォーク”よりも扱いやすい印象だ。

ズーム

NAVITIMEでは“ズーム”を押してから、Xcrawlで地図を拡大/縮小できる。なお、“1”キーで3D表示モードのオン/オフをすばやく切り替えられる

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