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将来独立したい人必読! なかなか聞けない起業のホント 第3回

第3回 出資を募るときは“自分の腹の内を見せろ?”

2007年07月27日 00時00分更新

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相川大輔さん(34) 株式会社CRAPE 代表

相川大輔さん(34) 株式会社CRAPE 代表

相川さんは2004年12月に、システム開発とWebサイトの企画・運営を主業とする有限会社CRAPEを設立。2005年5月には、オンラインゲームのビジネスに参画するために増資を重ね株式会社化を果たした。ところが半年後、パートナー会社が解散して、オンラインゲームが配信中止することになった。これを機にCRAPE(以下、クレイプ)は主業を自社商品の開発にシフト。現在は「Rinca.cc」というサービスを展開している。そんなクレイプの代表として幾多の困難を乗り越えてきた相川大輔さんに、出資を募る際のテクニックと、会社を継続させるポイントを聞いた。

起業までの道のり
1998年大学卒業
下向き矢印
2001年WebプログラマーとしてIT系企業に就職
下向き矢印
2004年有限会社CRAPEを設立
下向き矢印
2005年株式会社CRAPEへ組織変更
下向き矢印
2006年自社製品の「Rinca.cc」のサービスを開始

起業理由 「新しいITの価値を生み出したい」という思い

 相川さんは大学卒業後、Webプログラマーとして社会人生活をスタートした。しかし働くうちに、人のアイデアを製品化するだけのプログラマー業務にもの足りなさを感じ始め、自分のアイデアを製品にできる職業への転身を決意。本作りへの興味があったことから、Webプログラマーの経験も生かせるIT系の書籍を出している出版社の編集者になった。だが、編集者としてIT業界の最前線や起業している人を取材しているうちに、「かつていたIT業界で自分ができることがあるのではないか」と考えるようになった。そして2004年、同じ志を持つ友人とともに起業した。

「仕事仲間と当時のインターネットのサービスについて、『自分たちならもっといいものが作れるはずだ』とよく話をしていたんです。偉そうな言い方をすると、当時のITサービスの状況に満足できていなかった。そこで、ITの世界を変えてやろうという思いで、後先を考えずに起業しました」

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