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大人も楽しめるおもちゃの祭典

東京おもちゃショー2007が開幕

2007年06月29日 00時14分更新

文● 編集部 小西利明

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(社)日本玩具協会が主催する、年に一度の玩具見本市“東京おもちゃショー2007”が、東京ビッグサイトにて開幕した。28~29日は商談見本市で、30~7月1日が一般公開日となっている。ここではショー会場の展示品の中から、記者が独断と偏見で選んだ「これは!」というおもちゃをご紹介したい。

あの“黒ひげ”がUSBハブに!?

自爆スイッチのついたUSBハブ『音入り自爆ボタン DX USB2.0ハブ』で話題を呼んだ(株)キューブのブースでは、USB関連グッズ“PC GADGET”シリーズの最新作が多数出展されており、小さなブースには多くの来場者が詰めかけていた。

バイクエンジン型USBハブ『USBエンジンハブ』

バイクエンジン型USBハブ『USBエンジンハブ』

男性来場者の注目を集めていたのが、バイクのエンジンを模したUSBハブ『USBエンジンハブ』だ。形は面妖なれど歴としたハブで、レシプロエンジンのミニチュア型のボディー背面にはUSBポートが3つ用意されている。エンジンらしいギミックも満載で、パソコンにつなげると、シリンダー部はエンジン音を立てながら振動するわ、キックペダルを倒すとエンジンを吹かす音がなるわとなかなかに凝っている。

しかし残念なのが、あくまでバイクのエンジンを模しているだけで、実在のエンジンを元にしているわけではないところ。編集部に資料を持ち帰って披露したところ、「本物のエンジンを元にすればよかったのに」「ハーレーとか」「国内のバイクメーカーに話を持ち込めば、協力してくれたのでは」という意見が出た。確かに名高いバイクや自動車のエンジンを模したとなれば、ミニチュアファンやバイク/自動車ファンの人気も呼べたであろう。ぜひ検討していただきたいものだ。

あの“黒ひげ”がUSBハブになった!『黒ひげUSBハブ』

あの“黒ひげ”がUSBハブになった!『黒ひげUSBハブ』。もちろんちゃんと遊べます

編集部で大好評だったのが、誰もが一度は遊んだことがあるであろう、あの“黒ひげ危機一髪”をUSBハブにした『黒ひげUSBハブ』だ。黒ひげ危機一髪についての説明は不要だろう。このUSBハブも玩具と同様に、誰が黒ひげを飛ばすかで遊べるようになっている。剣を刺すと「シャキーン!」、黒ひげが飛ぶと「ドカーン!」と音が鳴るギミック付きだ。おもちゃのそれよりは小さい樽型ボディーの底部には、パソコン接続用のUSBケーブルとUSBポートが4つ備わっている。パソコンとつなぐと特別な遊びができる……というわけではないが、黒ひげ好きなら思わず欲しくなるUSBハブだろう。USBエンジンハブと黒ひげUSBハブは、7月発売の予定。

樽の裏側にはUSBポートが4ポートある

樽の裏側にはUSBポートが4ポートある

USBポートにつなぐと動く“USBフィギュア”のシリーズとして、パソコンにつなぐと時々瞬いたり、首をかしげたりするかわいいフクロウ型USBフィギュア『USBフクロウ(仮)』が出展されていた。切り株型のスタンドが付属するほか、ノートパソコンのディスプレー上に固定するためのクリップも付いている。会場では確認できなかったが、普段は目を閉じているところ、呼びかけると目を覚ましたりするらしい。USBハブやUSBメモリーといった実用的な機能は一切ないが、見た目もかわいらしく、パソコン周辺のアクセサリーとして、女性にも喜ばれそうだ(記者は買う気まんまんだ)。発売は11月の予定。

USBにつながるフクロウのフィギュア『USBフクロウ(仮)』

USBにつながるフクロウのフィギュア『USBフクロウ(仮)』。パソコン周りのマスコットにいい

パソコンにつなぐとひたすら腰を振る『ハンピング ドッグ』

パソコンにつなぐとひたすら腰を振る『ハンピング ドッグ』。「だからなんだ」と言われても困ります……

USBフィギュアにはほかにも、パソコンとつなぐとひたすら腰を振る犬のUSBフィギュア『ハンピング ドッグ』や、カメレオン型USBフィギュア『USBカメレオン』といった既存製品も出展されていた。



人気のミニラジコンヘリにAH-64が登場!

2006年に登場した話題を呼んだ、(株)シー・シー・ピーのミニミニサイズ赤外線ラジコンヘリ“ハニービー”シリーズに、米ボーイング社製の戦闘ヘリ“AH-64 アパッチ”版が登場した。実戦はもちろん、映画にも多数出演し、最近では陸上自衛隊にも導入されるなど、ゴツい面構えが人気の戦闘ヘリである。実機の回転翼は、ごく普通のローター+テールローターの構成であるが、ハニービーでは二重反転ローターを採用している。

ミニサイズ赤外線ラジコンヘリ“ハニービー”のAH-64 アパッチ版

ミニサイズ赤外線ラジコンヘリ“ハニービー”のAH-64 アパッチ版。本物とは違って2重反転ローターだが、気にするな

インドアで飛ばす玩具という点もあってか、ボディーのデザインは少々簡略化されすぎていて、ミリタリーマニアとしては残念な点もある。戦闘ヘリに限らず警察や保安庁のヘリなど、シリーズ化を期待したいアイテムだ。予価は5754円。



“大人の科学”から真空管アンプキットが登場

“電子ブロック”や“マイキット”など、かつての科学好き少年たちの心を捕らえるアイテムの復刻で話題を呼ぶ(株)学習研究社の“大人の科学”シリーズから、真空管アンプの組み立てキットが参考出品されていた。4本の真空管が付属するステレオアンプの組み立てキットで、ステレオオーディオ入力端子を備えており、一般的なオーディオ機器を接続して音楽再生が行なえる。

“大人の科学”シリーズの、真空管アンプ組み立てキット

“大人の科学”シリーズの、真空管アンプ組み立てキット。iPod nanoと並べると、はるかに大きいのが分かる

展示ではiPod nanoを接続していたが、小さなiPodと真空管アンプのミスマッチ具合が笑いを誘った。とはいえジョークグッズではなく、きちんとした真空管アンプのキットとなっている。予価は1万2500円で、今冬発売の予定。

また学研ブースでは、音声ガイダンス機能を搭載する地球儀『Smart Globe』が注目を集めていた。付属のタッチペンで地球儀本体や台座に収納された日本地図をタッチすると、その国や地域の情報が音声ガイダンスで流れる仕組みとなっている。台座部分には多数のタッチ式ボタンが配置されていて、地理に関する情報(人口や首都、面積や特徴など)や比較、クイズなどの機能も備えている。予価は2万9400円。お子さんと一緒に地理を楽しんで学ぶのにいかがでしょう。

音声ガイダンス機能を搭載する地球儀『Smart Globe』

音声ガイダンス機能を搭載する地球儀『Smart Globe』

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