目的地をセットしてみよう
電源オンからわずか20秒ほどで、現在地を表示してくれる。すぐに目的地のセットに移れてこの上なく快適。僕が使っているカーナビより早いのでは? |
まずは、C323を使って目的地をセットしてみた。ここでまず驚かされたのは、GPS衛星の捕捉がスピーディーなこと。今まで使ったことのある小型のGPSでは、この最初のスピードがちょっと不満だったのだが、C323の速さならクルマに乗り込んですぐ電源を入れれば、シートベルトを締めている間に現在地が表示される。
目的地設定に移ってもまたまたビックリ。カーナビとしての機能を充実させたというC323の設定画面には、実に豊富な検索メニューが並んでいる。具体的には、住所、電話番号、名称、周辺施設、ジャンル、登録地、検索履歴の7メニューだ。うほほっ、コレってまさに車載ナビそのものじゃないですかっ!
C323のナビ用検索メニュ− |
試しに住所から入力してみると、階層化された表示に従っていくだけで、ドンドン入力できる |
今度は電話番号で、昼食予定の“名物ほうとう不動本店”を入力すると、一発で表示された! ハローページ800万件、住所地番1100万件のデータ量は伊達ではない |
続いてC325で目的地をセット。C325の検索は、ハンディーGPSで使いやすさに定評のある“MioMap”のもの。こちらも住所、電話番号、POIデータ(お店などの位置情報)から検索可能だ。注目なのは、住所検索の登録データ件数が、PND(パーソナル・ナビゲーション・デバイス)業界で最高水準の4200万件に達しているということ。加えて、電話番号検索でも800万件と、こちらも膨大だ。
まずは住所で最終目的地の富士山五合目をセット |
続けてPOI情報のカテゴリーから和食店を選んで、“名物ほうとう不動本店”をセット。う〜ん、こちらも簡単だぁ |
災害時の強い味方! 帰宅支援システム
そんなC325を操作中、POIのカテゴリーの中で発見したのが“避難情報”の4文字。カテゴリー内には、広域避難場所をはじめ、救急指定・災害拠点病院、帰宅支援ステーション、水場などがある。試しにすべてを表示してみると、自販機、ガラス、両側ガラス、救急病院などの位置まで表示されるのには驚いた。
これを上手く利用すれば、キケンなルートを避けつつ最寄の広域避難場所へ一時避難、その後自宅まで極力安全なルートで帰ることが可能かもしれない。なにより、事前に会社から自宅までのルートを考える上でもとても役に立つ。歩きを意識したハンディGPSならではのアイデアだ。
C325に搭載された避難情報システム。この機能で周辺を検索すれば、広域避難場所、救急病院、水場などの他、高層ビルから落下するガラスのキケンな場所なども表示される |
避難経路 | 避難場所 | 救急病院の場所 |
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