東京ゲームショウ2026レポート

モバイル用CPUを採用したミニタワー型ゲーミングPC!? マウスコンピューター、ゲーム性能と普段使いを両立するPCをTGSで発表【TGS2026特集】

文●オカモト/ASCII

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 AMD製CPUを採用してのお手頃価格&充実した3年保証で「初めてのゲーミングPC」に適した1台として、2023年の登場以来、存在感を高めてきたマウスコンピューターの「NEXTGEAR」ブランドが新たなチャレンジ。

 ミニタワー型のデスクトップPCでありながら、インテル製のモバイルCPUの採用によって、高いゲーミング性能はもちろん、普段使いに適した静音性、多コアでのマルチタスクといった美点を持つ「NEXTGEAR JG」シリーズなど、3つの新製品を「東京ゲームショウ2026」の初日となる9月17日に発表した。

マウスコンピューター

インテル製のモバイル向けCPUを搭載したマウスコンピューター「NEXTGEAR JG」シリーズ。セミファンレス仕様で負荷が少ないときはファンが停止。実際に前面のファンが止まっていた

インテルのモバイル向けCPUを搭載したデスクトップPCが登場
十分なゲーム性能に静音性、マルチコア性能の共存が売り

 まずは、そのNEXTGEAR JGシリーズから。マウスコンピューターでデスクトップPCの開発を主導する同社 製品企画室 プロダクトマネージャーの林田奈美氏によると、NEXTGEARは「ゲーミングPCをもっと身近に感じてもらうためのブランド」として展開しているが、一方で発熱や消費電力、動作音が気になるという声もあったとする。

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左からマウスコンピューターの林田奈美氏、軣 秀樹社長、インテルのマーカス・パイパー氏、矢内洋祐氏

 そこで日常での使いやすさを考えて、バランスの良さを重視したマシンを開発する過程で注目したのがモバイル向けCPUとなる。実際に今回発表されたNEXTGEAR JGシリーズに搭載されているCore Ultra 5 245HXは、Pコア×6+Eコア×8の14コア、動作クロックも5.1GHzと、今でもゲーミングPCに採用されることが多い「Core i5-14400」の10コア(Pコア×6+Eコア×4)、最大4.7GHzをも上回るスペックを持っている。このことで、ゲームでの性能はもちろん、ゲームをしながらの配信、クリエイティブ系アプリでも威力を発揮する。

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林田氏によると日常での使いやすさも重視したPCを検討する中で、モバイル向けCPUという選択肢が視野に入ってきたという

 一方で省電力性能の高さはモバイル向けCPUならでは。負荷が小さいときは前面のケースファンが停止するセミファンレス仕様にすることで静音性にもこだわりを見せている。

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CPUファンは比較的小型のものが採用されていたが、これで十分冷却できるとのこと。メモリーモジュールもノートPC用のSO-DIMMのようだ

モバイル向けPCでも「火力は十分!」
20万円台前半からでも入手できるお手頃さも魅力

 こうしたマウスコンピューターの新たなチャレンジをインテル側も後押し。同社Sr. Director and Channel Ecosystem General Managerのマーカス・パイパー氏はCore Ultra 5 245HXを「プロセッサ界のアスリート」と表現。全力で走り続けられるCPUであり、ゲーム性能と電力効率をいいとこ取りできる存在とアピールする。

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Core Ultra 5 245HXを走り続けられるアスリートにたとえたインテルのパイパー氏

 また、PCメーカーへの技術的サポートを担当する同社 技術営業本部セールス・アプリケーション・エンジニアの矢内洋祐氏は「モバイル向けCPUと言っても(軽量モバイル用ではなく)、高性能ゲーミングノート用のCPUをデスクトップとしてさらに性能を引き出している」とし「火力は十分です!」と太鼓判を押した。

 NEXTGEAR JGシリーズの主なスペックは、CPUが前述のCore Ultra 5 245HX。HM870搭載マザーボードはPCIe 5.0対応のPCI Express×16スロットに加え、PCIe 5.0対応のSSDを搭載可能(1スロットは4.0)。「NEXTGEAR JG-I5G60」は、GeForce RTX 5060/16GBメモリー/500GB SSDの組み合わせで23万9800円から、「NEXTGEAR JG-I5G7L」は後述する水冷クーラー付きのOC版GeForce RTX 5070/16GBメモリー/500GB SSDで34万9800円から。すでに販売は開始されている。

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「NEXTGEAR JG-I5G60」のスペック・価格例。メモリーやストレージはもちろんBTOオプションでカスタマイズ可能

PCメーカーによるオリジナルのGeForce RTX 5070カードを搭載
簡易水冷+オーバークロックで性能を引き出しつつ、3年保証も提供

 続いてのチャレンジは、NEXTGEAR JGにも搭載された水冷式クーラー搭載GeForce RTX 5070のオーバークロック版。

 自作PC用の簡易水冷クーラーのパイオニアとも言っていい、デンマーク企業のAsetekとの強力で開発されたもので、オーバークロック版のGeForce RTX 5070を、240mmラジエーターとの組み合わせで冷却することで、一般的な空冷タイプより高い冷却性能を実現しながら、静音性でも優れるとしている。

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AsetekのHenrik Lindskou-Mouritsen氏

 GPU負荷100%時のGPUの温度は空冷モデルより約19度低い56度、パフォーマンスは3DMark Fire Strike benchmarkのスコアで約7.89%上回るとのこと。マウスコンピューターの林田奈美氏は囲み取材でRTX 5070 Tiカードの価格上昇も開発の1つとしつつ、「PCメーカー公式によるオーバークロックで、3年保証があるというのは面白くないですか?」とユーザーからの反響にも期待している様子が見られた。

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パフォーマンスは8%弱向上した

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最大300W TGPに対応する仕様なので、250WのRTX 5070は問題なく冷却できるとのこと

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240mmのラジエーターとの組み合わせで利用できるので汎用性は高い。また5万時間駆動の信頼性も持つ

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実際にOC版GeForce RTX 5070を搭載したPCの例。カードの熱はフロントに設置された240mmラジエーターで冷却される

 このオリジナルのOC版GeForce RTX 5070を搭載したPCは前述のNEXTGEAR JG-I5G7Lのほか、「G TUNE FZ-I5G7L」「G TUNE FZ-I7G7L」も用意。ともにフルタワー型で、前者はCore Ultra 5 250K Plus/32GBメモリー/1TB SSDで56万9800円から、後者はCore Ultra 7 270K Plus/32GBメモリー/1TB SSDで58万9800円から。

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G TUNE FZ-I5G7L

クラウドゲーミングに最適なタブレット用スタンドを開発中

 最後は参考出展として展示されたWindowsタブレット「mouse M2」用のスタンド。GeForce NOWとの組み合わせで、クラウドゲーミングをより気軽な感覚で楽しめるようにするための周辺機器で、本体前面と背面にUSB端子、背面にHDMI端子やLAN端子を用意して、ゲームコントローラーを接続したり、またテレビ画面に出力するといった使い方が可能になる。

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クラウドゲーミングに最適化されたタブレット用スタンド

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背面にはUSB Type-A/CやHDMI、有線LANの端子も

 今回の展示品はあくまで開発中のサンプルでデザインは固まっていないとのこと。ただ、「できるだけ早く出したいです!」(林田氏)とのことで、正式発表を期待したい。

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昨年以上に大規模なブースを展開するマウスコンピューター。ブース内では一般日も含めて、ステージを連日開催予定。詳しい内容は同社の特設サイトでチェックしてほしい

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G TUNE/NEXTGEARのブランドカラーを用いた衣装を着たコンパニオンの方々がブースを華やかにしていた

 

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