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新清士の「メタバース・プレゼンス」 第170回

「うわ、すげえ!」Unreal EngineをCodexに操作させたら制作の常識が変わった

2026年08月24日 07時00分更新

文● 新清士

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BlenderもNiagaraも触らない ロボの動きから炎までCodexに任せる

 最初に、ロボットをどうやって動かすかを考えなければなりません。人間型の場合には、UEの標準モデルなどに適用してアニメーションさせることができます。しかし、関節形状などが人間と大きく違うロボットではそうはいきません。Codexに相談したところ、ロボットのパーツ分割は3Dツール「Blender」で実行し、そこで簡易的なアニメーションを付け、そのモデルをUE5のアニメーション管理ツール「Sequencer(シーケンサー)」を使って制御することで動作させることができると提案してきました。

 ロボットを完全に正しく動かすには、個々のパーツをしっかり分割する必要がありますが、今回は簡易的なものだけでよいと考え、提案に合わせることにしました。ここまで、BlenderもUE5も一切触っていません。

Blender上で実行されたパーツの分割作業

簡易的なアニメーションを動かしたテストと、UE5に最初に持ち込んだ段階(右下)

UE5のSequencerで細かな制御をしている画面

 その他の3Dモデルを取り込むと、そこからは配置という楽しい作業です。ビルは2種類しか作成していませんが、方向やサイズを変えるだけで、異なるビルに見えます。ロボットと戦車が対峙しているように、それらしく配置していきます。どうすれば自然に見えるかは人間のセンスが求められる部分でもあるので、筆者が手作業で配置をしました。

UE5で3Dモデルを配置している画面

 こうなると炎や煙といったエフェクトも追加したくなります。UE5は、「Niagara(ナイアガラ)」という高性能なエフェクトツールを持っています。ただし、初心者にとっては習得のハードルが高いツールで、何から学べばいいのかがわかりません。そこでCodexに、炎が上がり、途中から煙も立ち上るようなエフェクトを、できるだけ軽く作成してほしいと指示しました。気に入らなければ細かく修正指示を出していきます。

 筆者はNiagaraの中身をまったく理解していませんし、Niagara自体を開いていませんが、感覚的な指示で、Codexが修正していきます。Codexは炎だけでなく、ライト設定もセットで行い、この炎のエフェクトを配置すると周囲がオレンジ色に照らされ、燃えているように見える工夫まで加えました。

Codexに指示してできあがったNiagaraの炎エフェクト

 空間全体を夕方にしたり、遠景をぼかすフォグ(霧)を設定したりする作業も、すべてCodexを通じて行っています。

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