松本典子の「はじめよう!Azure Logic Apps/Power Automateでノーコード/ローコード」 第63回
外部システムにそのまま取り込めるよう、CSVデータを自動成形するワークフロー
SharePointリストへの登録データを、CSVファイル形式に成形/変換して自動保存する方法
2026年07月17日 16時30分更新
2-1. トリガーの設定
フローを起動するトリガーには、「SharePoint」コネクタの「項目が作成されたとき」トリガーを利用します。このトリガーは、SPOリストに新規項目が追加されるたびに起動します。
検索窓に「SharePoint」と入力し、「SharePoint」コネクタのトリガー一覧から「項目が作成されたとき」を選択します。
このトリガーには以下の内容を設定します。
(1)サイトのアドレス:該当のSPOリストがあるサイトを設定
(2)リスト名:該当のSPOリストを設定
2-2. アクションの設定:条件
SPOリストの申請区分が「登録」のものだけを対象とするために、条件分岐(「条件」アクション)を設定します。検索窓に「コントロール」と入力し、アクション一覧から「条件」アクションをクリックします。
以下の条件を設定します。
(1)左辺:動的なコンテンツ「申請区分 Value」を選択
(2)演算子:「次の値に等しい」を選択
(3)左辺:テキストで「登録」と入力
今回は「はいの場合」の枠にのみ、アクションを追加します。
2-2-1. はいの場合:「選択」アクション
「選択」アクションを設定します。このアクションは、配列の各要素を指定した形式に変換するアクションです。今回は、利用者列のユーザー情報をもとに、CSV出力用の列名と値を設定し、利用者ごとの行データを作成します。
検索窓に「選択」と入力し、「選択」アクションをクリックします。
以下の内容を設定します。
(1)開始:動的なコンテンツ「サービス利用者」を選択
(2)マップ:CSV出力用の列名と値を上図のように入力
固定値は直接入力、動的に変わる値は動的なコンテンツを選択
ここで「選択」アクションを実行するのが、今回のポイントです。この役割については後述します。
2-2-2. はいの場合:CSVテーブルの作成
「CSVテーブルの作成」アクションを設定します。検索窓に「CSV」と入力し、「CSVテーブルの作成」アクションをクリックします。
入力データを指定する「開始」フィールドでは、「選択」アクションの動的なコンテンツ「出力」を選択します。
「出力」アクションは、配列データをCSV形式に変換するアクションです。ただし、今回の場合は、SPOリストの列をそのまま出力しても、求めるCSVデータの形式には合致しません。そのため、今回は先に「選択」アクションを実行して内容を成形したうえで、「出力」アクションでCSVデータとして出力しています。
2-2-3. はいの場合:ファイルの作成
「CSVテーブルの作成」で作成したCSVデータを、ファイルとして指定の場所(今回はSharePointドキュメント内)に保存します。検索窓に「SharePoint」と入力し、アクション一覧から「ファイルの作成」アクションをクリックします。
以下の内容を設定します。
(1)サイトのアドレス:該当のSPOリストがあるサイトを設定
(2)リスト名:該当のSPOリストを設定
(3)ファイル名:今回は動的なコンテンツの「申請日」に「_CSVファイル出力.csv」をつなげて入力しました。拡張子は忘れず入力してください。
(4)ファイル コンテンツ:CSVファイルの文字化けを防ぐため、以下の式をコピー&ペーストして設定します。
concat(decodeUriComponent('%EF%BB%BF'),body('CSV_テーブルの作成'))
以上でサンプルフローの作成が完了しました。最後に忘れず「保存」して、テストを実行してください。
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