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Mr.ウォーカー玉置泰紀が厳選! おすすめスポット/アイテムベスト5 第21回

【決定版・沖縄旅で見逃せない場所ベスト5】首里城公開を秋に待つ沖縄。歴史と自然、独自の信仰、食、音楽が交差するメタ観光の楽園!

2026年06月30日 17時00分更新

文● 玉置泰紀(エリアLOVEウォーカー総編集長)

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沖縄 首里城(正殿)

 これまで全国各地の街歩きやカルチャーを紹介してきたが、今回は、いよいよ今年(2026年)秋に首里城・正殿の復元・一般公開を控え、今もっとも熱い節目を迎えている「沖縄」を案内したい。

 筆者は、地域アート「おおさかカンヴァス」の審査員など、都市情報やアートによる地域振興に携わってきた。沖縄もそういうエリアの一つで、世界自然遺産の森を舞台にした「やんばるアートフェスティバル」の取材(「世界自然遺産に登録された沖縄北部・やんばるの森周辺などで開催のアートフェスへGO!」)では、廃校や大自然の中に現れ共存する現代アートの熱量と、地域の人々との結びつきに大きな刺激を受けた。今回の多次元的な沖縄の旅に、副読本としてぜひカバンに入れてほしい、おすすめの書籍が2冊ある。

  1冊目は、『ブラタモリ 6 松山 道後温泉 沖縄 熊本』(KADOKAWA)。サンゴ礁由来の琉球石灰岩という特殊な地形がもたらした首里城の防衛システムの秘密や、那覇の街の成り立ちを鮮やかに解き明かしてくれる。

ブラタモリ 6 松山 道後温泉 沖縄 熊本

 そして、ありきたりな観光案内とは一線を画す異色のカルチャー読本として、仲村清司の『沖縄学ーウチナーンチュ丸裸ー』(新潮文庫)を強くおすすめしたい。単なる名所紹介ではなく、ウチナーンチュの独自の気質や、混交(チャンプルー)な食文化の裏面史を、その副題の通り文字通り“丸裸”にしてくれる名著だ。

 さらに、御嶽(ウタキ)やユタなどに代表される沖縄のアニミズム的な宗教観のレイヤーを深掘りするなら、同著者の『ほんとうは怖い沖縄』をあわせて読みたい。これらを事前に読んでから歩けば、見慣れたリゾート風景の背後にある「ディープな沖縄」の層(レイヤー)が浮かび上がり、街の解像度が劇的に跳ね上がるだろう。

沖縄学―ウチナーンチュ丸裸―(新潮文庫)

ほんとうは怖い沖縄

 沖縄は、ただの青い海のリゾートではない。そこには、琉球王朝が築いたグスクの峻険な地形、戦後のカオスな食文化など、幾重もの文化の文脈が重なっている。今回は、目前に迫る首里城公開を起点に、歴史・地形・アート・食がシンクロする沖縄観光案内をお届けする。五感を研ぎ澄まして、沖縄の深淵へ出発だ。

3つの視線で見る、沖縄カルチャー&アート

【マクロの視線(大局観)】

 2026年秋の首里城正殿公開は、単なる観光地の復活ではない。世界自然遺産の「やんばる」から、都市部、そしてデジタルの海まで、連綿と続く沖縄のアイデンティティと「チャンプルー文化」の再接続である。

【ミドルの視線(地域・街)】

 琉球王朝が築いた「グスク(城)」の環状ネットワークと、現代のアーティストが廃校や森を舞台に仕掛けるアートのネットワーク。歴史と現代がシンクロする面白さ。

【ミクロの視線(偏愛・ディテール)】

 時間の経過を味わう「泡盛の古酒(クース)」の香りや、YouTubeや音楽サブスクから流れるローカルビート。五感を研ぎ澄まして、沖縄のミクロな文脈を読み解く楽しさだ。

次ページ:さまざまなレイヤーが織りなす沖縄旅で見逃せないベスト5はこれだ!
 

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