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AI利用に合わせてGPU、ネットワーク、電力までを全体最適化

NTT、AIインフラ構想「AIOWN(AI×IOWN)」を発表 国内データセンター総容量は3倍超の「1ギガワット」へ

2026年04月30日 11時30分更新

文● 福澤陽介/TECH.ASCII.jp

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国内データセンターの電力容量を2033年度までに3倍超へ

 NTTは、これらの技術領域への注力をベースに、国内AIインフラの拡張をさらに加速させていく。

 基盤となる国内データセンターのIT電力容量を、現在の約300MWから、2033年度には3倍超になる「約1GW」へと引き上げる。そして、低遅延が重視される都市型やAI学習向けに豊富な計算資源を持つ郊外型、低価格かつ再生可能エネルギーを活用しやすい遠隔地型まで、全方向でデータセンターを拡充していく方針だ。

 都市型では、液冷方式を標準搭載したAIデータセンターを、2029年に品川区内で竣工する。最寄り駅から徒歩5分の好立地に加え、各種クラウド事業者やインターネットエクスチェンジ(IX)などの接続拠点にも近接する。

液冷標準のAI対応型データセンター(品川区内)

 遠隔地型では、液冷対応互換フロアを備えるデータセンターを、2029年に福岡市内で竣工。海底ケーブル陸揚局との接続によるゲートウェイ拠点としてアジアとの接続点にもなり、再生エネルギーの活用も盛んな福岡県で地域分散の需要にも応える。

海底ケーブル直結のAI対応型データセンター(福岡市)

 郊外型では、栃木市で「約100MW」という大規模データセンターを、2029年に竣工する。将来のAI需要増加を見据えると共に、地理的分散化も担う拠点でもある。印西・白井エリアにも、国内最大級のデータセンターキャンパスを、2030年以降に竣工予定だ。大規模な学習用途に応えるべく、近隣に開発中のデータセンターと合わせて「約250MW」のIT電力容量になる見込みだ。

 もちろん大型のデータセンターだけではなく、ネットワークデータセンターやコンテナ型データセンターを含むエッジデータセンターの構築も並行して進められる。

関東エリアの大規模データセンター(栃木市)

国内最大級のデータセンターキャンパス(印西・白井エリア)

 こうしたデータセンターの拡張に加え、複数拠点のGPUリソースを柔軟に利用できる「リソースマネージメント機能」なども順次拡張していく。さらには、コンピューティングだけではなく、ネットワークや電力も含めたリソースを一体的に最適化し、エッジまでを含めたこれらの統合オペレーションまでをカバーする“AIネイティブインフラ”を構築するのがNTTのビジョンだ。

 この基盤を、AIとIOWNを掛け合わせた「AIOWN」として、NTTデータグループとNTTドコモビジネスと共に市場へ投入していく。

国内AIインフラ環境の拡張

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