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作物の撮影から解析まで顧客環境での内製化を支援、作物画像解析ソリューション「SWALO」提供開始

 クロロス株式会社は3月10日に、作物画像解析ソリューションを刷新し、作物撮影からAI推論、検出結果の集計・マッピングまでを顧客環境で実行可能にする「SWALO(スワロー)」の提供開始を発表した。提供開始時期は2026年4月を予定しているという。

 同システムによって、品種開発や農薬・肥料等のフィールド試験、種子生産の品質管理で活用されてきた画像解析作業を、顧客環境で内製化できるとのこと。作業効率と評価再現性の向上に加え、研究データの管理体制強化にも貢献するとしている。

 また、水稲、小麦、とうもろこし、ナス、いちご、ブドウなどの各種作物の検出・解析に対応した事前学習済みAIモデルの提供も開始する。初期導入コストや運用負荷を抑えることで、作物画像解析AIを多様な農業現場で活用できるようにするという。

「SWALO」は、以下の機能を統合した作物画像解析システム。これらを統合することで、撮影計画の作成からAI推論、結果の集計・可視化までを、一貫して実行できる環境を提供するという。
・Pathfinder (パスファインダー):近接ドローン撮影のための飛行経路生成ソフトウェア
・作物画像解析AI:作物や生育状況を画像から検出・解析するAIモデル
・SWALO Scanner (スワロー スキャナ):検出・解析結果の集計および地理空間上での可視化・マッピング機能

 従来は、撮影後の解析工程の一部を同社で実施していたが、「SWALO」では撮影からAI推論、結果の集計、可視化までを顧客自身の環境で完結できる体制を実現したという。実行環境はオンプレミスおよびクラウドの双方に対応しており、研究機関や企業のデータ管理方針に応じて柔軟な運用が可能とのこと。これにより、研究データを外部に送信することなく解析を行え、知的財産や研究データの保護に配慮した運用を図る。

 主なアップデートとしては、 事前学習済みAIモデルの提供とPathfinderの機能強化とのこと。事前学習済みAIモデルの提供では、水稲、小麦、とうもろこし、ナス、いちご、ブドウなどに対応した事前学習済みAIモデルを提供。ユーザーは独自にAIモデルを開発することなく、短期間で画像解析AIを活用できるとのこと。対応作物は今後順次拡張予定。また、少量の追加データによるモデル改善にも対応し、研究用途や生産管理用途に応じた運用が可能だという。

事前学習済みAIモデルによる穂・果実・株・病虫害の検出例(開発中の画像)

 近接ドローン撮影のための飛行経路生成ソフトウェア「Pathfinder」では、従来の測量データに基づく経路生成に加えて、地図上の地点を指定することで撮影ポイント登録と経路生成が可能になったとのこと。これにより、測量作業を行わずに直感的な撮影計画の作成が可能になるという。

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