志望理由書や小論文のAI添削サービス「アイノテ」正式提供開始、文章の構造と根拠をもとに改善を支援
株式会社WANTOは2月27日に、志望理由書や小論文の作成プロセスを支援するAI添削サービス「アイノテ」の正式提供を3月から開始すると発表した。文章の表現修正をはじめ、主張の一貫性や具体性、根拠の妥当性といった観点から改善を提案し、学習者が自力で推敲できる状態を目指すという。
同社によると、大学入試改革や総合型選抜の拡大を背景に、志望理由書や小論文が重要な提出物として位置づけられているという。しかし、学習者側では「何を・どの順番で・どこまで具体化すればよいか」がわからないという課題があるそうだ。指導側においても、添削工数の増加や継続的な個別フィードバックの難しさが生じているという。
また、文章添削を支援するサービスも増加しているが、多くは表現面の修正提案にとどまり、学習者が「なぜその改善が必要なのか」を理解することが難しいと同社は指摘する。結果として、推敲が属人的になりやすく、学習効果が定着しにくい状況にあるとのこと。「アイノテ」では、こうした課題を解決するため、文章を構造的に捉える視点と学習者が自身の経験や考えを言語化できる設計を重視し、サービスの開発を進めてきたという。
「アイノテ」は、志望理由書や小論文の作成を「提出物の完成」ではなく、「思考の言語化プロセス」と捉え、学習者が自ら改善できるように導くというAI学習支援サービス。総合型選抜や推薦入試に取り組む高校生・受験生を主な対象とし、3つの機能を通じて、書く力・伝える力を総合的にサポートするという。
1つ目の機能は、AI添削。文書を提出すると、AIが構成・論理性・表現力・志望校との整合性を即時に評価し、具体的な改善ポイントを提示する。生徒は何度でも書き直して再提出可能。従来、教員1人あたり30分以上を要していた添削業務を効率化し、生徒一人ひとりへのフィードバックを増やす。
2つ目の機能は、AI模擬面接。AIが面接官となり、記入した志望理由書をもとにリアルタイムで質問する。生徒が音声で回答すると、内容の論理性・具体性・表現力について、AIが即座にフィードバック。教員の指導スキルに依存することなく、生徒が自分のペースで繰り返し練習できる環境を提供するという。
3つ目の機能は、段階的学習ロードマップ。「志望理由書とは何か」という基礎から、大学が評価するポイント・自己分析・構成の組み立て方まで、学習を進められる設計。各ステップにはクイズや実践ワークを組み込み、理解度を確認しながら着実に習得できるとしている。学習継続をサポートする仕組みによって、生徒が自律的に「書く力」を身につけ、添削提出への準備を整えることができるとしている。

































