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AIによる統合報告書評価サービス「aiESG for IR」、アップデート版を提供開始 独自LLMや投資家別分析機能など強化

 株式会社aiESGは2月25日に、AIによる統合報告書・サステナビリティレポート評価サービス「aiESG for IR」のアップデート版の提供開始を発表した。今回のアップデートで、投資家属性別の分析や多様なキーワード軸で分析・スコアリングを行うワンショット分析機能を追加。また、統合報告書制作パートナー企業と連携し、評価から制作支援までの一気通貫で行う体制を実現し、企業のESG開示高度化を実践的に支援するという。

 同社によると、統合報告書は、投資家やステークホルダーからの評価を左右する重要なコミュニケーション資産になっているが、ESG開示の高度化が進む中で「評価」はできても「改善実装」まで伴走できるサービスは限られているという。また、投資家ごとに異なる評価観点や、企業独自のテーマへの柔軟な分析ニーズも高まっているとのこと。こうした顧客企業からの声を受け、機能強化を実施したという。

 主なアップデート内容のひとつとして、統合報告書制作支援をするパートナー企業との連携によって、「評価から制作まで」一貫した支援を提供可能になったとのこと。「AIによる定量評価」と「ESG専門アドバイザーによる改善ポイントの抽出」、そして「実際の制作・編集支援」まで行い、「分析結果をどう反映するか」という実務上のボトルネックを解消するという。

 また、新たに実装したワンショット分析機能によってさまざまなキーワード軸で分析・スコアリングを可能にした。年次レポート制作時だけでなく、有価証券報告書などにも活用できるとのこと。分析可能なキーワード軸としては、特定のESGテーマ(例:人的資本、サプライチェーン、人権など)や任意の経営キーワード、投資家関心テーマがあるという。

 そして、企業の株主構成データをもとに、投資家タイプ(長期ESG重視型、財務重視型、アクティビスト傾向など)をプリセット。投資家属性ごとの視点で分析することで、「誰に向けた開示か」を明確にした戦略的IRを可能にするとしている。

 加えて、これまで英語中心だった分析モデルを拡張し、日本語や韓国語、中国語など計104カ国語の統合報告書・サステナビリティレポートへの対応を本格化。日本企業特有のビジネス表現や構成を踏まえた分析を実現したという。独自開発の大規模言語モデル(LLM)も進化させ、文章全体を総合的に解析して投資家視点型の評価を実現しているという。

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