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【東京都主催第二創業支援事業「ツギノツギ」採択】足立区の調剤薬局が1年でゼロから月間190件の在宅訪問実績を元に、全国の薬局導入へ向けDXサービスを事業化

PR TIMES

株式会社薬zaiko
在宅医療における薬剤師業務の属人化と業務過多を構造的に解消するため、9ヶ月の伴走支援を受け、在宅医療オペレーティングシステムの外販を目指す。


レセコンに入力された処方日数から在宅患者の訪問スケジュールを自動化

患者の住所と希望訪問時間から、最大効率の訪問スケジュールを自動作成


株式会社薬zaiko(本社:東京都、代表取締役:海老沼 徹)は、在宅医療において増加する業務負荷の中で、薬剤師が属人的な対物業務に多くの時間を割かざるを得ない構造を見直し、薬剤師の能力を最大化できる対人業務へ十分な時間を確保する体制の構築を目指す新事業で、東京都が支援する第二創業支援事業「ツギノツギ」の第1期に採択されたことをお知らせします。本採択を受け、当社が月間190件・欠品率5%以下を実現してきた既存モデルを基盤に、在宅医療の効率化と地域薬局間の連携を促進する新サービス開発を本格化させます。

背景

高齢化の進展に伴い日本の在宅医療ニーズは増加の一途をたどっています。薬局においても、従来の外来調剤業務に加え、在宅医療における薬剤師による患者宅への訪問、服薬管理指導、多職種連携および情報共有など業務の範囲は年々広がっています。しかし、日本保険薬局協会の調査によると、1件の訪問にかかる個人宅への在学業務時間は平均約98分と、外来業務約13分の約8倍であり、それにより得られる収益は薬剤師の人件費を下回るとの結果もあります。当社は、足立区において在宅医療へ積極的に取り組んできましたが、事業承継を契機に既存の薬局機能を再定義。従来の「調剤小売」にとどまらず、テクノロジーを活用して地域医療を支える新たな事業モデルへの転換を見据え、第二創業に取り組んでいます。

在宅医療における当薬局での課題

当薬局では2025年1月より在宅医療を開始し、現在は3店舗・薬剤師4名の体制で、外来業務と並行して月間190件の在宅訪問を行っています。しかし現場では、在宅担当医への処方提案・処方箋入力・調剤・患者さんへのアポイントメント取り・訪問スケジュールの作成・ケアマネージャー等の医療介護関係者への報告や薬剤教育・副作用モニタリング薬歴記入など多岐にわたる業務を限られた時間の中、同時並行で対応しており、慢性的な時間不足が発生しています。特に、患者情報や訪問予定、服薬状況と残薬の管理、調剤内容が紙やスプレッドシート、薬歴システムなどで分散管理されているため、情報の転記・確認・再入力といった付随業務が増加し、業務の属人化と非効率が課題となっていました。
さらに、近年の医薬品供給不安の影響により、在庫確保や欠品対応に多くの時間を割かれる状況が続いています。その結果、薬剤師が本来最も価値を提供すべき患者対応や専門的判断に十分な時間を確保できないという構造的課題が顕在化しています。
これらの構造的課題を解決するため、在宅医療に関わる情報を一元的に管理し、スケジュール・配送・報告業務を自動化・可視化する在宅オペレーティングシステムの開発に着手しました。

開発中サービス

テクノロジーを活用した『手も頭も動かさない在宅医療オペレーション基盤』
本サービスは在宅医療業務における『時間不足』という構造的課題を解決するために開発しています。訪問スケジュールの作成、配送計画、進捗確認、情報共有などに費やされている膨大な調整・確認業務を自動化・一元化。分散管理や転記作業を排除し、業務に奪われていた時間を効率化することで取り戻します。これにより、薬剤師が「対物業務を回す時間」から解放され、「対人業務に向き合う時間」を確保できる環境を実現します。

「ツギノツギ」プログラム参画の意義

「ツギノツギ」は、東京都が実施する第二創業支援事業で、既存事業を基盤に新規事業の立ち上げを目指す中小企業を対象に、専門家による伴走支援および事業開発資金の提供を行うプログラムです。
本プログラムでは、ビジネス戦略およびエンジニアリングの専門家による継続的な伴走支援が提供されます。当社は、在宅医療オペレーションの仕組み化・事業化構想が評価され、第1期採択企業として選出されました。
これまで自社リソースのみでは難しかった本格的なシステム開発の壁を乗り越えるため、起業伴走支援の専門家である加藤剛広氏、エンジニアリング伴走支援を担う本間紀史氏といった外部パートナーや、採択企業同士のコミュニティから得られる知見、そして支援金を最大限に活用し、足立区で培ったノウハウを日本全国の地域薬局が活用できるサービスへと昇華させてまいります。

代表取締役・海老沼 徹のコメント

私たちが解決したいのは、”時間”です。私たちが日々在宅医療に取り組んでいく中で、患者様の状態変化や現場の業務過多により、予定通りに薬を届けられないことがありました。患者様が医療的に必要なタイミングで迅速に薬を届けられなかった苦い経験は、私にとって「医療における時間の重み」を強く認識する出来事でした。地域に根差して薬局を運営してきた私たちは、この”時間”の課題を現場の当事者として真正面から解決する必要があると考えます。本プログラムを通じて、伴走支援の皆様にお力添えを頂きながら、地域の患者様に貢献できるより良いプロダクトを開発していきたいと思います。

外部専門家プロフィール
加藤 剛広 氏
青山学院大学大学院修了(修士・工学)。大手メーカー・ITベンチャーを経て、事業責任者として新規事業立ち上げや組織拡大を推進。現在はグロービス専任教員および複数社社外取締役として、新規事業創出支援に従事。
本間 紀史 氏
上智大学大学院機械工学専攻修了(機械工学修士)。高度情報処理技術者資格(ST、SA、PM、DB、NW、SC)を有するエンジニア。株式会社init6代表取締役。複数企業の技術顧問やDX推進、自治体DX有識者委員を務める。
会社概要
会社名:株式会社薬zaiko
所在地:東京都足立区中央本町1-19-21
代表取締役:海老沼 徹
設立日:2021年2月16日
事業内容:調剤薬局事業・医療情報提供サービス
URL:https://adachi-itsuki-pharmacy.com/
X:https://x.com/itsukipharmacy
Instagram:https://www.instagram.com/adachi_itsuki_pharmacy/

【本リリースに関する報道関係者からのお問い合わせ先】
株式会社薬zaiko 広報担当:鈴木 菜摘
メールアドレス:natsumi.suzuki@yakuzaiko.co.jp