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AIファームウェア搭載通信型ドライブレコーダーで路面の異常を検知・記録、道路点検ソリューション「Miruroad」先行提供開始

 エコモット株式会社は2月19日に、通信型ドライブレコーダーを活用して路面の状態をエッジAIで解析し記録する道路点検ソリューション「Miruroad(ミルロード)」のプレリリース(先行提供)を3月1日から開始すると発表した。

「Miruroad」は、車両に同社独自のAIファームウェアを搭載した通信型ドライブレコーダー(エッジAI端末)を取り付け走行することで、エッジAIが路面の異常を検知・記録しクラウドアプリケーションで点検や帳票出力する。地域を巡回するパトロール車やごみ収集車、宅配車両などに取り付けるのみで、走行映像から「ひび割れ率」「ポットホール」を自動で解析するという。従来の目視点検に頼らない道路メンテナンスの実現を支援する。

 また、端末に内蔵されたセンサーが検知する車体の上下方向の揺れから「IRI(路面のでこぼこを示す指標)」を算出してクラウドに記録。ドライバーは普段どおりに運転するだけで、事故の前後の違いや季節による変化などのデータを蓄積し、人の目だけでは気づきにくい変化も記録できるようになるという。

 走行映像が自動で蓄積されるため、同一地点の路面状況を時系列で比較可能。「異常なし → ひび割れ → 一部がポットホール化」へと変化する進行プロセスを把握でき、補修の優先度判断を支援する。

走行ルート、ひび割れ、ポットホール、IRIなどを地図上で色分けして表示し、路面の健全度を直感的に把握可能

 加えて、同一地点の状況を時系列で確認できるため、「いつ、どのように路面が悪化したか」を可視化できるとのこと。事故時には直前の正常な状態を即座に示せるため、迅速な原因分析や補修判断に加え、損害賠償の裏付け資料としても有効だとしている。

事故前後の比較が可能な「タイムラインビュー」

 エッジAI端末のファームウェアは、独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)が運用する 「セキュリティ要件適合評価およびラベリング制度」(★1)の適合ラベルを取得しているのこと。

エッジAI端末(通信型ドライブレコーダー)
機種名:JVCケンウッド製 通信型ドライブレコーダー「STZ-DR20J」
製品ページ: https://www.ecomott.co.jp/product/stz-dr20j/

「Miruroad」は、国土交通省中部地方整備局の「道路異常箇所の自動抽出・事故損傷箇所を判別する技術」に関する技術試行に選定され、札幌市との実証とあわせて解析精度や機能の改善を進めてきたという。同社では、これらの実績をもとに全国の道路管理者や民間企業へ先行提供し、社会実装を加速するとしている。

 今回は、本格稼働を見据えた、現場での実運用に利用可能な先行提供版。正式版と同等の主要機能を備えながら、現場からのフィードバックを継続的に反映し、AI精度/操作性の最適化を進めていくとしている。

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