このチェッカーで「わかること」「わからないこと」
ここで整理しておきたい。まずTC-24で判明することは
・高速通信用TX/RXラインの有無
・D+/D-の有無(USB2.0相当かどうか)
・CC、SBU、VBUS、GNDの結線状態
・裏表どちら向きでも同じ結線かどうか
一方でTC-24だけでは判断できないことは
・実際の通信速度(5Gbps/10Gbps/20Gbpsなど) ・最大対応ワット数
・eMarkerの有無や中身
・電圧・電流の安定性
となる。
これらを知りたければ、電力測定器やプロトコル解析対応の別チェッカーが必要。ただし、「そもそもそのケーブルに可能性があるのか」を切り分けるという意味では、TC-24は極めて優秀だ。
USB Type-Cケーブルは、日常的に使う消耗品でありながら、その中身は驚くほどブラックボックス化している。「遅い」「充電できない」「なぜか動作が不安定」……そんな小さな違和感の正体を、TC-24はLEDという極めてアナログな手段で可視化してくれる。
USBチェッカーは入門機から業務用まで数多く存在するが、結線だけを素早く確認したいという用途において、Mechanic TC-24は非常にバランスが良い。
My First USBケーブルチェッカーとしても、すでに複数のテスターを所有している人の“補助輪”としても一台持っておいて損はない。
無駄も楽しみのひとつである筆者なのだが、USBケーブルが何者なのかを知ることは、一般的には無駄な買い物を減らし、トラブルを未然に防ぐことにつながる。Type-Cケーブル結線チェッカーは、まさにUSB時代の「健康診断ツール」と言える存在だろう。

今回の衝動買い
・アイテム:Type-Cケーブル結線チェッカー(Mechanic TC-24)
・購入:Shigezone(千石電商でも販売)
・価格:1800円
T教授
日本IBMでThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事
-
第902回
トピックス
スマートグラス用に「貼るルーペ」と「貼る近視レンズ」を衝動買い -
第901回
トピックス
レンズを遠近両用にした「Rokid Ai Glasses Style」を衝動買い -
第900回
トピックス
AIロボット「LOOI」のために6台目のスマホまで衝動買い -
第899回
トピックス
紙幣とコイン、クレカをバランスよく収納できるLastDrip Designsのスマートウォレットを衝動買い -
第898回
トピックス
挿すだけで使える、やけに軽い大容量20000mAhパワーバンクを衝動買い -
第897回
トピックス
充電するには鼻を貸せ!? Ray-Ban Metaの小さな充電アダプターを衝動買い -
第896回
トピックス
黄金糖カラーの電卓腕時計を衝動買い -
第895回
トピックス
9年前の「謎の液体金属」に再会!? NASA生まれの磁性流体トイを衝動買い -
第894回
トピックス
セルだけでスマホを充電できる6000mAhの21700系パワーバンクを衝動買い -
第893回
トピックス
185円、8gの命綱! Rokidを超長時間駆動する極細充電ケーブルを衝動買い -
第892回
トピックス
鞄にぶら下げる240W・80Gbps対応の「全部入り」USB4ケーブルを衝動買い - この連載の一覧へ












