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買って良かった、使って良かった、2025年のマイベストガジェット 第24回

【2025年マイベストガジェット】大きな可能性を秘めた超小型AIスパコン「NVIDIA DGX Spark」

2026年01月03日 14時00分更新

文● 遠藤 諭 編集⚫︎ ASCII

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アスキー編集者らが選んだ、2025年のマイベストガジェット

 週刊アスキーで定期的に開催する、編集者全員参加の超大型特集。今回は各々の編集者が、この1年で買って良かったと感じたアイテムや、読者に勧めたいコンテンツなど、さまざまなものを紹介していく。きっと気に入るものが見つかるはずだ!

超小型AIスパコン「NVIDIA DGX Spark」

製品名:NVIDIA DGX Spark
メーカー:NVIDIA
実売価格:約70~90万円

小さいだけじゃない人気沸騰の理由はこれだ!

 「デスク上のAIスーパーコンピューター」という触れ込みでNVIDIAから登場したDGX Spark。現物を見ると〝デスク上〟どころか1辺が15cmと、その印象が強烈なために、「小さいこと」がこのコンピューターの最大の魅力と思われがちである。しかし、そう理解してしまうとDGX Sparkの存在価値を見誤ることになる。

 ポイントは128GBの統合システムメモリーの搭載により、最大2000億個のパラメータを持つモデルが扱えること。しかも、2台を接続すれば最大4050億個のパラメータまで拡張できる。この数字は、コンシューマ版であるRTX5090の32GBを大きく上回り、プロ版のRTXをも上回る数字なのだ。

 スピード的なパフォーマンスは、ハイエンド製品に比べるとたしかに落ちる。しかし、ローカル環境であることを理由に制約やその対処を強いられることなく、本来のAI処理に没頭できるのが一番の強みであり、主要コンピューターメーカーがこれをベースにした製品を相次いで投入している理由だ。机の上で短いサイクルで試せることで、クラウドベースのAIよりコスト的にも有利となりうるし、企業などのAI人材を育てることにもなりそうだ。

2台をつなげば大規模開発も可能

 2台重ねたDGX Sparkを200GbpsのNVIDIA ConnectXの光ケーブルで接続できる。Llama 3.1 405Bなど大規模なモデルが使えるようになる。

最大1ペタフロップス!(低精度のFP4+スパース演算時)

 搭載するGB10 Grace Blackwellスーパーチップは、Blackwell GPU、20ARMCoreのGrace CPUで構成。最大4TBのストレージを内蔵する。

7社がDGX Sparkベース製品を発売

 Acer、ASUS、Dell、GIGABYTE、HP、Lenovo、MSIが、DGX Sparkをベースにした製品を発売。写真は冷却効率や静音を謳うMSI EdgeXpert。

可搬性は新ジャンルを開拓しそう

 ロボティクスや映像パフォーマンス分野などAI活用が広がる中、現地でできる範囲が広がる。AI愛好家から新分野も生まれる可能性もある。

アマゾンで「NVIDIA DGX Spark」を検索

 

※この記事は『週刊アスキー』1576号(2025年12月30日発行)に掲載されたものです。製品情報や発売日、価格などは変更されている場合がありますので、ご了承ください。

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