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先行導入企業ZAICOは「データに基づく『組織・チームの行動変容』が最大の成果」と評価

データ基盤×AIで営業/マーケの意思決定支援 primeNumberが「primeBusinessAgent」を発表

2025年11月27日 12時35分更新

文● 末岡洋子 編集/写真● 大塚/TECH.ASCII.jp

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 クラウド型ETLサービス「TROCCO(トロッコ)」をはじめとしたデータ基盤サービスを提供するprimeNumberが、2025年11月26日、データに基づく意思決定支援AI「primeBusinessAgent」を発表した。

 primeBusinessAgentは、生成AIを活用したエージェント型AIソリューションで、個々のビジネスユーザーが参照すべき重要なデータを提示したり、次に取るべきアクションをアドバイスしたりする。まずは「セールス(営業)」「マーケティング」の2領域に向けて提供を開始する。

 同日開催されたprimeNumberの年次ユーザーカンファレンス「DATA SUMMIT 2025」では、同製品の発表やデモ展示、先行導入した顧客企業ZAICOからの紹介などが行われた。

primeNumberがエージェント型の意思決定支援AI「primeBusinessAgent」を発表。第一弾はセールス(営業)向け、マーケティング向け

primeNumber 代表取締役CEOの田邊雄樹氏、ゲスト登壇したZAICO 代表取締役の田村壽英氏

創業10周年を迎えたprimeNumber、データ基盤から「AI活用」へ歩を進める

 primeNumberは、「あらゆるデータをビジネスの力に変える」をビジョンに掲げるデータテクノロジーカンパニーだ。2024年10月に創業10周年を迎えた。

 primeNumberの事業は、大きく2つの柱で構成される。ひとつはSaaS形式のデータ基盤ツールで、現在は2500社を超える企業/団体に提供している。もうひとつは、データ課題を抱える企業向けのプロフェッショナルサービスで、データ/AI戦略の策定から、実装、さらには内製化支援まで、数百社に対してデータ活用に関する包括的な支援を行っている。

 主力製品は、クラウドETLの「TROCCO」である。同社 CEOの田邊雄樹氏は、「TROCCOは、企業のデータ基盤と数百のデータソースをつなぎ合わせるインフラとして機能し、クラウド環境だけでなく、現在でも8割以上のデータが管理されているというオンプレミス環境も含め、ハイブリッドなデータマネジメントを実現している」と説明する。

 もうひとつの製品が、2024年5月に提供を開始した「COMETA(コメタ)」だ。当初はデータカタログとしてスタートしたが、現在はAIデータプラットフォームへと進化を遂げている、と田邊氏。「AIと人の双方が参照するメタデータを包括的に管理し、COMETA自体もAIの力を活用することで、手間のかかるデータ探索やデータ照会業務をサポートする」と説明した。

「DATA SUMMIT 2025」基調講演の模様

 これらの製品と両輪をなすのが、データへの専門的な知見に基づくプロフェッショナルサービスである。「特にこの数年、日本を代表する企業や団体のデータ活用における固有の課題に対し、戦略立案や実装力を提供してきた」と、田邊氏は語る。

 例えば、大手放送事業者では、多種多様な放送媒体や配信チャネルの大量データを基盤統合し、全国規模でコンテンツ起点の分析・改善が可能な環境を構築。番組の制作や編成をデータ基点で企画する取り組みを支援している。また資生堂では、人事領域におけるデータ活用戦略の企画/支援に携わっており、アナリティクスプラットフォームのグランドデザインを手がけたという。

primeNumberの顧客企業例

 田邊氏は、AIの時代が到来したことで、primeNumberが掲げてきた「あらゆるデータをビジネスの力に変える」の実現が「ぐっと近づいてきた」、「生成AIの活用やLLMの個別実装が進んでおり、データの活用と可能性、その選択肢はどんどん広がり続けている」と語る。

 ただし、その一方で、企業が保有するデータの実に80%以上は、まだ事業経営にとって重要な資産とは見なされず、放置されているという調査結果も照会する。「AIがどれだけ便利で身近になり、前時代に対して破壊的であったとしても、意思決定をするのは人。AIが学び、正しい答えを出すために必要なデータであると同時に、人が理解し、信じ、判断できるデータでもあるべき」と、考えを示した。

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