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LoveFrom, BALMUDA「Sailing Lantern」
ジョブズの感想も聞いてみたい! ジョナサン・アイブがデザインの55万円のLEDランタンが青山に登場
2025年11月20日 17時00分更新
BALMUDAいわく、世代を超えて使い続けられる灯りを目指し、メンテナンスや分解、修理のしやすさまで作り込んだとのこと。素材選びや製造方法まで含めた“純粋なランタンとしての美学”は、実際に近くで見ると腑に落ちてくる部分があります。
「55万円のランタン」という言葉のインパクトだけで判断するのは完全に的外れかもしれない。これは美術品ではなく、単なる照明でもない、“使うための作品”と言える存在です。
ポイント(1)価格の理屈を超えた存在感
このランタン、もう見た目がほぼすべてです。写真で見るよりも実物の存在感がすごく、手に取ると「うわ、これ本物だ……」と溜息とともに言葉が漏れ出しました。細部の作り込みがとにかく丁寧で、ガラスの厚みやステンレスの光沢、手触りまでもが上品。55万円という価格も、実際に見ればその訳が納得行く人が多いでしょう。
見た目のインパクトだけでなく、バランスの取れたフォルムにも惚れ惚れします。昔の航海ランタンを思わせる丸みと、現代的なシャープさが同居している雰囲気を持っています。
単純に明るい・暗いではなく、たたずまいとしての灯りが成立しているのです。部屋に置くだけで空間の雰囲気がガラッと変わります。インテリアとしても抜群の存在感です。
普通にランタンとして使うには少々ぜいたくかもしれません。しかし、この製品の価値は数字で測れるものではありません。作品として部屋に飾るのもよし、灯りとして楽しむもよし。所有した瞬間に価値が立ち上がるタイプのプロダクトです。
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ポイント(2)重厚なステンレススティールとガラスの美しさ。重いけど安心感が段違い
Sailing Lanternは約1.5kgと、数字以上にずっしりしています。最初の印象は「重いな……」だったのですが、この重さが安心感につながり、ランタンとしての信頼性を下支えしています。
素材はステンレススティールをメインに、精密に磨き上げられたガラスを組み合わせた構造で、まるで高級時計の外装をそのまま大型化したような存在感があります。
防塵・防水(IP67)仕様なので、屋外でも安心。もちろん、そのデザインの美しさゆえに、アウトドアに持ち出すには多少勇気が必要ですが、製品の構造的にはタフです。長く使える素材と仕上げが施されており、一生モノの灯りとして育てていけるようになっています。
ポイント(3)暖色〜温白色の調光に対応。メンテナンス性まで含めて一生もの
Sailing Lanternの操作は非常にシンプルで、1つのダイヤルだけ。これで明るさを直感的にコントロールできます。暖かいオレンジの灯りから、白さのある凛とした光まで幅広く変化し、そのときの環境や気分に合わせてちょうどいい灯りを見つけることができます。
明るさに応じて色温度を自動最適化する機能もあり、光の質そのものが丁寧に調整されています。最大約65時間使えるバッテリーも実用性として十分です。
さらに「世代を超えて使い続けられる灯り」というコンセプトに合わせて、分解や修理のしやすさ、部品の交換性まで考え抜かれている点が非常にBALMUDAらしい要素です。“育てる道具”として成立しているのもいいですね。
購入時に注意するべき側面
ポイント(1)限定1000台ゆえに、そもそも買えるチャンスが少ないかも
Sailing Lanternは世界限定1000台。日本でもオンラインストアや旗艦店で販売されますが、「欲しいと思ったときに買えるかどうか」は不明です。コレクターアイテム寄りの立ち位置なので、すぐに売りきれる可能性もあります。
ただ、限定品であることは、この製品にとって魅力の一部でもあります。希少であるからこそ所有体験の特別さが増し、長く大切にする気持ちにつながるはずです。まさにブランド品と同じ立ち位置ですね。
ポイント(2)高価でもあり、美しすぎて使いこなせるかが悩みどころ
55万円という価格は、どう考えても一般的なLEDランタンの基準とは別枠です。また、頑丈に作られているとはいえ屋外に持ち出すのには少々勇気が必要です。生活になじませる難易度は(相当なお金持ちでない限りは)高いと感じます。
逆に言えば、この繊細な美しさは“使うシーンを選べるぜいたくさ”を与えてくれます。特別な夜に灯す、キャンプの際に雰囲気作りをするなど、使うシーンは自由。ユーザーの使い道が試されるまさにラグジュアリーな製品ではないでしょうか。

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