【11/17開催】東北アカデミア発ディープテックピッチ　～技術シーズの社会実装へ～

　ASCII STARTUPは、ディープテック・スタートアップのエコシステム構築をテーマにした展示交流・カンファレンスイベント「ASCII STARTUP TechDay 2025」を11月17日に開催する。学術、産業、行政の垣根を越え、ディープテック・スタートアップの成長を支えるエコシステムの構築、そして成長、発展を目的に、知を結集する場を提供する。将来を担うディープテック・スタートアップの成長をともに盛り上げていくイベントとして、ぜひ参加いただきたい。ここではピッチセッション「東北アカデミア発ディープテックピッチ　～技術シーズの社会実装へ～」の概要を紹介する。

【セッション概要】
「みちのくアカデミア発スタートアップ共創プラットフォーム（MASP）」は、JSTスタートアップ・エコシステム共創プログラムに採択され、東北・新潟地域の大学・高専発イノベーションの事業化および、持続的なスタートアップ創出のエコシステムの構築・強化を目指し、取り組んでいます。本ピッチセッションは、日本のディープテックエコシステムを次のレベルへ押し上げ、新産業を創出することを目的とし、MASPが支援する研究室の最新研究から厳選されたアカデミアピッチを実施します。東北大学が主幹するMASPの取り組みを紹介するとともに、東北大学、秋田工業高等専門学校から研究者が登壇し、次の世界をつくるための第一歩となる発表を行ないます。本セッションを通じて、産学官のディープテックプレイヤーや支援者に対し、東北発アカデミアの可能性を感じてもらうとともに、次世代をつくるエコシステム形成へつなげていきます。

【ピッチ登壇者】
東北大学大学院
環境科学研究科 特任助教
松田 由樹 氏
東北大学大学院工学研究科を修了後、シンクタンクにてIT系コンサルタントを担当。その後、大学時代に所属していた福島研究室(現在は東北大学大学院環境科学研究科)の特任助教に就任。福島研究室にて開発した疎水性膜を用いた低コストな二酸化炭素回収システム（HumiDAC）の社会実装に向けて、事業開発に従事。今後は、HumiDACの製造・販売を主軸とするスタートアップ「CaptureSmith」を設立予定であり、本事業の代表として活動中。
　

【ピッチ登壇者】
東北大学
研究推進・支援機構リサーチ・マネジメントセンター
特任講師
関口 雄介 氏
20年間、理学療法士としてリハビリテーション医療の現場に従事し、中枢神経疾患や整形外科疾患の動作解析に関する研究に取り組んできた。企業や東北大学工学部との共同研究においては、多種多様なウェアラブルセンサーや福祉用具の開発・検証に携わり、知的財産権の創出を含む多数の産学連携プロジェクトを推進した。現在は、歩行分析技術の社会実装を目指した事業化に注力しつつ、大学院生の研究教育にも貢献している。また、東北大学歯学研究科のURAとして、研究支援および出口戦略の推進を担当している。障害科学博士。専門理学療法士（神経理学療法）。日本神経理学療法学会評議員。日本神経理学療法学会 戦略的課題解決委員会 脳卒中歩行障害班班長。
　

【ピッチ登壇者】
秋田工業高等専門学校
創造システム工学科 教授
丸山 耕一 氏
もともとは、磁気光学関連の材料や計測法開発の研究を行っていました。その後、磁性ナノ粒子の磁気相転移などの物性、磁性体と誘電体の界面応力に起因する磁気配列やその伝送の基礎探索を行っています。そこから派生した応力センサが、本スタートアップの技術的な基盤となります。本センサは、応力検出を基本とした、省電力センシングが可能であり、建材以外にも、各種インフラ等構造物への波及も想定しています。また、これら材料機能とAIを掛け合わせることにより、常時モニタリングサービスを展開します。可能性のあるところから、適用を拡大していきます。ご支援を何卒よろしくお願いします。

【Speaker】
東北大学
スタートアップ事業化センター
北村 友一 氏

　「ASCII STARTUP TechDay 2025」開催概要

　【開催日時】2025年11月17日（月） 13:00～18:00（予定）
　【会場】浅草橋ヒューリックホール&カンファレンス
　【主催】ASCII STARTUP
　【入場方法】事前登録制（入場無料）
　【公式サイト】https://jid-ascii.com/techday/